ベイト難民村キャンプ2010-first contact

simesaba

2010年09月18日 13:14






9月10日(金)

ベイト難民キャンプを翌日に控えたその日のお昼頃

you-youさんからメールがきた

深夜2時に村長とちんねんさんのお二人と

湖西の某駅前で待ち合わせをしています

ご一緒しませんか?
 という内容

残念ながら明日は朝から仕事があり

仕事が終わってからイベントに合流することを

事務局のuedaさんには連絡してある

はて、どうしたものか・・・







しばし考えた後、出勤前にご挨拶に伺うことに決めた

待ち合わせ場所から勤務地までは

土曜の朝なら1時間もあれば到着できる

さすがに深夜2時には無理だが

早起きして、明るくなる前に現地に着ける時間に行ってみよう







何より、村長である三ツ木左右衛門さんと

湖西の浜でお会いしたい

二年前に三ツ木さんが味わった 静寂の共感 を

一緒に味わってみたい

そして、湖西から見る幻想的な朝焼けを、対岸から昇る朝陽を

一緒に見てみたい

そんな思いに駆られた








深夜3時半起床

夕べは興奮していたのか、それとも緊張なのか

なかなか眠りに就けなかった

ようやく眠れたのは12時半くらいかな・・・

睡眠時間は約3時間

眠い目をこすりながら身支度を整えるとすぐに出発








向かうは湖西の某浜

ここは先日you-youさんとuedaさんに偶然出会った場所

恐らくこの同じ場所が、三ツ木さんの思い出の場所だろう

そのことも何か〝縁〟を感じる

あの場所から眺める朝陽は格別のものがある

今日はどんな素晴らしい景色がみられるだろうか








午前4時45分現地到着

幸い日の出には間に合ったが、東の空が白みかけている

急いでウェーダーに着替え浜に下りる

薄闇の中で人の姿を探すが見当たらない

少しその場で竿を振ってみるが

ハンドルを回しながらもキョロキョロと辺りを見渡し

三人の姿を探しながらなので

まったく釣りには集中できない

ここは一旦釣りよりもお三方を探すことを優先しよう

浜を横に移動し人影を探す








少し離れた場所に5、6人の釣り人が見えた

その中の3人がyou-youさん、三ツ木さん、ちんねんさんだろう

少しずつ近づき様子をうかがっていると

一人の方が近づいてきたが、どうやら違う人のようだ

そのまま通り過ぎて行った








遠くに3人の人影が見える

一人は水に入りウェーディングをしている (you-youさんかな・・・)

もう一人は陸っぱり (三ツ木さんだろうか・・・)

もう一人のやたらガタイのいい人は

竿を持ったまま湖面を眺めている (ちんねんさんかなぁ・・・)

一番手前にいるガタイのいい人に声をかけようか

迷った挙句、you-youさんに電話を入れてみる

呼び出し音♪ 呼び出し音♪

ウェーディングしている方に動きは無い

おかしい・・・聞こえていないのだろうか・・・

しばらく呼び出しを続けたが反応がないので一旦電話を切る

少ししてからもう一度かけなおすことにして

ちょっとだけ竿を振る







数投目、cotocasMをゆっくり表層で引いていると水面が割れた

上がってきたのは20cmくらいのコバス

また釣れるだろうと思って、写真は撮らずじまい

この様子を見ていた人が近寄ってきた

先程すれ違った人がまたこちらに戻ってきて

すぐ隣で竿を振りはじめた

その姿にちょっと興醒めしてしまったので

場所を譲る形で移動をしながら

もう一度you-youさんに電話をすると今度は繋がった

『おはようございます。 simesabaです。 今どちらにおられますか?』

『ごめんね、ドラマの撮影で車止めれないので○○に移動したとこです。』

『分かりました、では今からそちらに向かいます。』

どうやら先程まで目星をつけていた人たちは

まったく関係ない人たちだったようだ



『ちんねんさんですか?』

『はぁ? ・・・。』 ポカ~ン



となるところだった。 あぶない、アブナイ・・・

寸でのところで恥をかくのを回避

どうやらやっとお会いできそうだ







大急ぎで移動し、車を止め

皆さんが居るであろう場所を目指して歩いていく

遠くに何人かの人が見える

石畳の護岸に腰掛けて竿を振る人

立ち上がって竿を振る人

それぞれ皆竿を振っているが

本気モードの空気は出ていない

和やかなムードでおしゃべりしながら

思い思いに竿を振っている感じだ

この自由な感じがきっと

ベイト難民の皆さんの〝距離感〟であり〝空気感〟なのだろう






you-youさんらしき人が見えてきたが

一人の方が釣竿片手に近づいてきた

あ! あの方は・・・ひでっちさんだ!

ひでっちさんの面影は某ガイドのブログでお見かけしている

ほぼ間違いない

ああ、どうしよ・・・どないしょ・・・なんと言えば・・・

『おおお・・・おはようございます!』 と搾り出すのがやっと。

にこやかな笑顔で 『おはようございます』 と返ってきた

予想以上におだやかな印象の生ひでっちさんに少し安堵しつつも

ちゃんと名乗れなかったことに、ちょっと後悔する

後刻、改めてちゃんとご挨拶はしましたが・・・

第一印象悪かったかなぁ

緊張していたのでお許しを・・・








さらに歩いていくと、お会いするのは2回目だが

見覚えのあるお顔を発見

まぎれもなく you-youさん だ

uedaさんの姿もある

『おはようございます!』 とご挨拶。

実際お会いするのはyou-youさんは2回目、uedaさんは3回目なのだが

見知ったお顔があるというのは安心感がある

というか、このお二人が醸し出す空気は

会った回数など感じさせないほどにおおらかで

人間の器の大きさを感じるお人柄である






そして、その横には一際大きな体で豪快に笑う人が座っている

そう、本物の ちんねんさん だ

この時は何かを食べていたかは定かではないが

その巨体を維持するに必要なカロリー摂取の量が半端ではないことを

後に知ることになる

さっき別の場所で、危うく別の人に

『ちんねんさんですか?』と声を掛けそうになった話しなどをして

無事になごやかムードに溶け込む

想像していたちんねんさんは、もっと怖い人かと思っていたが

実に楽しいお人柄で、見る者を飽きさせない

you-youさんとの掛け合いをず~っと見ていたいくらいだ






次に現れたのは〝爽やかカップル〟

Eight Worksさんご夫妻だ

ブログのデザインや載せている画像などから想像していた

〝おしゃれ〟なイメージ通りのご夫婦

そして、なんといっても奥様がお綺麗

噂通り、いやそれ以上かな

綺麗な奥様と一緒に好きな釣りができるなんて

なんとも羨ましい話しである







そして遂に、あの人にお会いする

ハンチングを被った、見るからに優しそうな人が登場する

ベイト難民村村長 三ツ木左右衛門さん

『はじめましてsimesabaです。ようやくお会いできましたね!』

ようやくという言葉を使ったが、他の人に比べれば

お互いの存在を知ってから会うまでの期間は短い

だが、その時は本当に〝ようやく〟という思いがしたのだ

色々とお話しをさせて頂くと、何事も時間をかけてゆっくりと

でも確実に推し進めていくのが好きな性格だということが分かった

決して、バタバタせず、どっしりと腰を据えて行動される

その落ち着きが、言動の端々から窺える

ブログの記事も、三ツ木左右衛門というその人そのものも

奥深さを感じずには居られない

まさに魅力的な人物である







ただ一つ残念に思ったのは

もうすっかり夜が明けてしまってから

平凡な出会い方をしてしまったことである

ある種独特の趣がある暗闇の浜で

ドラマティックな出会い方をしたかった、というのが本音ではある

だが、出会い方はどうあれ

この出会いそのものが素晴らしいことであるのには変わりない

ブログをやっていなければ、知ることも会うこともできなかった人々と

今こうやって笑って会っているという事実

このこと自体が 奇跡の出会い に他ならない








こうしてメンバーとのファーストコンタクトを無事に済ませ

私は一旦仕事へと向かった

その日は一日仕事が手につかなかったことは

先の記事でも書いたとおりである









ちなみにこの時you-youさんからは

『もう今日は、急にお腹痛くなったことにしときません?』

(暗に、もう仕事休んで遊ぼうよ!という意味)

という実に魅力的な提案をされ

私の中の小悪魔は 『いいじゃん、いいじゃん、休んじゃえよ!』 とささやき

私の中の天子は 『ダメだよ!しっかり仕事してから遊びなさい!』 とつぶやいた

その場に居た小一時間、真剣に悩んだのは言うまでも無い











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