フライフィッシングのとびら 2

simesaba

2011年02月02日 10:09




本日もお越し頂きありがとうございます

フライフィッシングのとびら

本編をどうぞ






1月30日、午前6時

小次郎さん、ゴッキーさんと京都駅で合流

他の皆様とは大阪の某所で待ち合わせ

初対面の方々、久しぶりにお会いする方との挨拶もそこそこに

本日の目的地〝千早川マス釣り場〟を目指す

金剛山の中腹に位置し、近くには楠木正成ゆかりの千早城がある

大阪府と奈良県との境にあたるこの辺りは

標高約600mで夏でも涼しい場所である

峠道を登っていくにつれて徐々に雪が濃くなっていき

路面は完全に凍結している

スタッドレス必須とじゅんさんが言っていたのはこのことだったのか



現地に到着し、まずは身支度、そして釣りの準備に取り掛かる

予想以上の寒さで、手が悴んで言うことを利かない

どうにか準備を整え、いざスタート

今日の講師である、じゅんさんの釣りのお師匠さんからご挨拶

「フライはかれこれ30年以上やってるので・・・」

「ポケットはたくさん持ってます」

「何でも聞いてください」


と心強いお言葉を頂く

そしていよいよ人生初のフライフィッシング

〝フライフィッシングのとびら〟が開かれた

まずはお師匠様の説明を聞きながら、実演指導を拝見する

う、美しい・・・

なんと華麗なループを描いていることか

心の中で感嘆の声を発しながら、少しでも技を盗もうと注視する

まずは基本中の基本ピックアップからバックキャスト

そこからオーバーヘッドキャストへの一連の流れを教わる






≪キャスティング練習編≫

一通りの基本を教えて頂き

早速竿を振ってみる

バックキャストで手首を返さないように気をつけながら

前後に少しずつラインを伸ばしていく

時々後ろでパチンッ!とクラック音が鳴ってしまう

どうやら手首が返ってしまっているようだ

しばらく繰り返していると、ラインを運ぶ感覚が掴めてきた

隣で竿を振っている小次郎さんから

「ちゃんと振れてるやん」 と言葉を掛けていただく

なんだか照れくさいけど嬉しい気持ちが込み上げてきた

おもろい! これ! (心の声)

しばらくすると、じゅんさんから

「前に振る時、もっと軽く振ってもいいですよ」とアドバイスを受ける

軽~く振ってみると、お!なんかいい感じ

「いいですね~、きれいなループですよ」

きっと初めてのフライフィッシングで

知らず知らずの内に緊張していたのか、余分な力が入りすぎていたのか

それを見逃すことなく的確なアドバイスをくれる、じゅんさん

アドバイス通りにやってみると、面白いように効果が表れ

更に少しコツを掴んだような気がした







それからしばらくは、この感覚を身体に刷り込むように反復練習を繰り返す

バックキャストはビシッ!っと耳の辺りでしっかり止め

フォワードキャストはゆったり軽く振る ・・・ブツブツブツブツ


これを頭の中で呪文のように唱えながら

黙々と練習を繰り返す

グローブから出ている指先は冷たくて感覚がなくなりつつあるが

その辛さもさして苦にならないほどに面白さが高まっていく







次第に辺りは吹雪になってきたので一旦休憩を入れることに

皆で休憩所に集まりコーヒーブレイク

熱々のコーヒーが胃の腑に染み渡り、いつも以上の格別の味がする

寒さに震えながらも、外で飲むコーヒーがこれほど美味いと思ったことはない

それもこれも、こうして集まった釣り仲間と

上手い下手や、年齢差など関係無しに

好きな釣りに興じ、時間を共有しているからだろう

なんて素敵な時間なんだろう

心からそう思った







次回≪実釣編≫につづく









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