moonlight daylight

simesaba

2010年07月27日 13:00





本日もお越し頂きありがとうございます。






日曜の晩、嫁さんの冷たい視線をよそに

性懲りも無く真夜中の琵琶湖に

出撃してまいりました







深夜12時

これでも私的には

かなり嫁さんに気を使い

少しでも長く家にいるようにし

遅めの出発をしたつもりである






現地到着はちょうど1時

先週に引き続き

南湖東岸の某漁港からスタート

今日はこの後に行く所をメインにするつもり

この漁港は30分だけの予定で

釣りを開始する

しばらくして先行者もいなくなり

私一人の世界に入る

先週居た人懐っこい子猫も

今日は姿を見せない

辺りは静まり返っている

暗闇の中、竿を振る音だけが響き渡る

静寂の中で釣りをしていると

時が経つのも忘れてしまう

気が付くと時刻は1時59分

しまった!長居しすぎた・・・

すぐさま車に戻り移動する






目的地は、この場所から目と鼻の先

あっという間に到着

先週は、入れ替わり立ち代り釣り人がいたが

さすがに日曜の深夜には

私以外には釣り人は居ない

その代わりに

夏休みに入っているであろう学生のグループが

30mくらいの近場で花火をしながら嬌声を上げている

時折、打ち上げ花火を手に持ち

湖面に向かって飛ばしている

あのぅ・・・私釣りしてるんですけど・・・

しかも

そこ、さっきからボイルが激しい場所なんですけど・・・

しょうがないので別の方向に向かって竿を振る







先週、ギルに大人気だったジタバグを

今日は来なくていいよと念じながら投げる

無風でベタ凪の湖面に

時折ボイルの音と波紋が広がる

先週よりも水面に意識が高いのか

何度か15mくらい沖でボイルがある

その方角に向かって

私は20mくらいの位置に投げ

ボイルがあった場所近くを通す







ベタ凪の湖面に映った満月の上に

ひょうきんな顔をしたジタバグが通りかかった時

満月を割るかのように水面が盛り上がり

バシャッ! と水しぶきが上がる

反転する魚の横っ腹が見え

一呼吸置き

魚が水中に消えてから合わせを入れてやる

グンッ! 竿に重みがのしかかる

よっしゃ! 乗った!

ヘビーアクションの竿では少々オーバースペック過ぎる

そんなお相手で、難なく岸に寄ってきてハンドランディング












サイズはもう一つではあるが

長かった坊主地獄の頃を思うと

狙って釣れた1本は正直に嬉しい

遊んでくれて、ありがとう!













その後、鯰狙いで流入河川の水門に移動し

ひょうきん者を投げ続けるも不発

う~ん、やっぱり・・・

もうちょっと鯰に関する情報収集をする必要があるようだ







東岸某所を1ヶ所経由して

久しぶりに湖西に向かう

その頃にはすっかり明るくなり

早くも、今日も猛暑日の様相を呈していた

はっきり言って

今日は湖西での釣果はほとんど期待していない













ただ、湖西のキレイな景色と水に

癒されたいだけ














釣りもそこそこに木陰に寝転ぶ

日向の暑さがウソのように

湖を渡る風が頬に心地よい













草の上に寝転がったまま

頭上の木漏れ日を眺め

しばし自然との一体感を楽しむ















さて・・・

帰って寝るか

腰を上げ車に向かい歩き出す







公園の屋根付きの休憩所のベンチに

二人の釣り人らしき姿を見かける

カップルで釣りに来て、ベンチで仮眠を取っているようだ

爽やかな涼風に吹かれながら快眠しているようだ

静かに横を通り過ぎようとした時

男性が動いた

あ、 起きてらっしゃる

『こんにちは・・・』 と声をかけると

『釣れましたか?』 と返ってきた

『別の場所で1本だけです。どうでした?』

『う~ん、今週はだめですね』

などと他愛もない話に始まり

徐々に釣りの話で盛り上がり始める

そうこうするうちに、横で寝ていた女性も目を覚ます

どうやら深夜からオールナイトでウェーディングしていたらしい

このお二人、相当な釣りキチである

そして二人はご夫婦だった

夫婦でオールナイトでウェーディング

なんとも羨ましい話である






話を伺っていると、旦那様は、この場所の地形を知りたくて

以前に潜ってみたことがあるらしい

そして、ここのブレイクラインはこうなっていて・・・

そこんとこにバスが着いていて・・・云々

色々と教えていただいた

そこまでする人は・・・

私が知っている限り、あの方ぐらいしか思いつかない

そう、先日お会いした〝注意が必要だ!氏〟

世の中にはスゴイ人がいるものだ






その後も色々な話をしていて分かったのだが

どうやら奥様はロクマルを釣ったことがあるらしい

その画像やらファイト中の動画やらを見せて頂き

私は興奮しっぱなしだったのだが

当の奥様は

『たまたまタックルがゴツかったので釣れただけですよ』 と

飄々と語る

先月も58cmを釣ったらしく

ウィードごとぶち抜いたらしい

最近はスピニングはほとんど使っていないらしく

今日もベイトタックルにラインは20lb

本気やがな!






旦那様の影響で釣りを始めたらしいのだが

最初はリールも使わせてもらえなくて

延竿で釣りをしていたらしいが

今では夫婦揃って

ドップリ、コッテリ釣りに浸かっている






そして、旦那様は奥様の専属カメラマンよろしく

大物とファイトする奥様の姿を撮らされる役柄を演じているとか

そんな話を少しのイヤラシサも感じさせずに語る旦那様

実に爽やかなお人柄でした

夫婦揃って爽やかな笑顔だったのだが

特に旦那様の柔和な笑顔は印象的だった

奥様はきっと、この笑顔に惚れたに違いない

女性だったら、この笑顔にはイチコロのはずだ

きっと若い頃はブイブイいわしていたであろうことは

容易に想像がつく (失礼しました)






なんやかんやと話をしている内に

2時間近くも話し込んでしまった

『長々とお引止めしてすみません』

『いえいえ、こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました!』

『またどこかで・・・』

『また現場でお会いしましょう!』

と言って別れを告げた

今まで、現場でこんなにも話し込んだことはない

だが、少しも長いとは感じなかったし

とても楽しい時間だった

ありがとうございました!

このお二人には

きっとどこかで再会するような気がする







『もしかしてブログとかやってらっしゃる?』 と聞かれ

特に隠す理由もないので

ブログタイトル(バカなタイトル)をモジモジしながらお伝えした

ブロガーさん以外にブログのことを言ったのは初めてであり

なんだか照れくさい気もしたが、まあいいか

もし、ここをご覧になられたら

気軽にコメントしていってください






ブログを初めてから、というか

釣りにハマればハマるほど

どんどん素敵な出会いが増えてくる

それもハードコアな釣り師にお会いすることが多い

私などは下手の横好きで、ヒヨッコなのだが

お会いする方々から受ける刺激はとても大きく

勉強になることが多い

そんな出会いが面白くて仕方がない今日この頃







次はどんな出会いが待っているのだろうか




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