2012年08月27日
納涼釣行
お盆休みを過ぎれば
陽の光にもやわらかなものが漂うのが例年だが
今年はまだまだ夏将軍の勢いが衰えない
毎日毎日 『猛暑日』 の文字を各所で目にする
そんな暑い季節には
釣りに行くのにも〝涼〟を求める
今年から始めた渓流ルアー
釣りと涼を兼ねるのにはもってこい
熱が籠る都会の喧騒を抜け出し
目にも涼しげな山間部へと向かう
渓の爽やかな空気を全身に浴びながら
岩をへつり、流れを渡り、釣り上がって行く
遡行開始からしばらくの間は
チェイスすらない区間が続く
新しい足跡がそこかしこに見える
恐らく午前中か前日に釣り人が入ったのだろう
しばらく登ったところで一旦渓から上がり
更に上流へと迂回
一層険しさの増す源流域の入り口から
再度遡行を開始すると
すぐに反応が出る
日中でも薄暗い岩影に身を潜めていた
真っ黒な魚体の岩魚
その後はダブルヒットも数回あったりで
楽しい時間が続く
気が付けば
山の稜線が間近に見えるところまで登っていた
全身汗だくになりながら
しんどい思いをして登った者にだけ
見ることができるこの絶景に
釣友と二人笑い合う
実釣約2時間の短時間釣行だったが
十分に満足感を得られた
夏の渓流は
やっぱり素晴らしい