2011年10月26日
ラッキーパンチ
波打ち際から鮎の姿が消えた
それに伴い、バスの魚影も薄くなった
北西からの強風を左頬に受けながら
波立つ湖面に向けて竿を振る
まだ使いこなせていないフラッシュバック
きっとこういう日はこのルアーの出番だろう
そんなことを勝手に想像しつつ
動かし方も、これでよいのか分からないままに
試行錯誤を繰り返す
結局、これといった動かし方を掴むこともなく
フラッシュバックを諦める
その後、cotocas mediumに換えるが
水面直下の反応は薄く
わずかに小型を2本釣っただけ
少しレンジを変えてみようと
Lipless suming70sp にチェンジ
いつもの流れ込みの周辺で
いつも魚が集まる流れの左側を攻めるが反応が無い
なんとなく・・・
いつもと反対側が気になる
風の向きと、流れの向きとが逆転しているからだ
流れの両サイドには大きなウィードの塊が沈んでいる
今年はウィードの生育が悪く
例年なら水面に顔を出しているはずのウィードが
陸上からは、あるのかさえ分からない深さに存在している
過去に何度か良型を掛けるも
そのウィードの塊に潜られ、獲り逃している
Lipless suming をゆっくりゆっくり引く
ウィードの上っ面辺りを
弱々しげに泳いでいるはずだ
一瞬マジで根掛かりだと思った
グラスロッドの柔らかいティップが
グイーンと入ったまま
まったく動かなくなったのだから・・・
コンッ! でも グググッ! でもなく
まったく生命感のない
アタリとも言えないようなアタリ
ウィードに引っ掛かったのと全く同じ感触
本気ではずそうとロッドをあおったところで
相手も釣られたことに気が付いたのか
慌てて抵抗を始めた
そして私自身もようやく魚だと認識した
アタリの軽微さとは裏腹に
その後の抵抗は激しいものだった
完全にラッキーパンチが当ったような
そんな一尾
でも、満足まんぞく
狙い方はこつこつジャブを打つように
でもアタリはラッキーパンチ
たまには、こんなのも
あり・・・ですかね
2011年10月24日
カルコンメンテと・・・
本日もお越し頂き、ありがとうございます
先日、Abahさんに無茶振りをしてしまった
カルカッタコンクエストのメンテナンス
Abahさんは快く即行で記事にしてくださいました
本当にありがとうございます!!
私が苦手にしているクラッチの組み付け部分も
詳しく解説して頂いたおかげで
私にも理解することができました
ということで
早速、私もAbahさんの記事を見ながら
カルコンのメンテナンスをすることに

バラすのは順番に分解していくだけ
後からパーツの順番が分かるように
トレーの上に並べていきます

ひと通りバラして
パーツクリーナーで洗浄し
オイルやグリスを塗布しながら
逆の順番で組みつけていきます
(必死こいて組み上げてますので途中の画像はありません)
6歳のAbahさんの息子さんは
余裕で難なく作業をこなした
というプレッシャーを掛けられたこともあり
変な汗をかきながらも
どうにか私にも難関をクリアすることができた
今まで苦手にしていたクラッチの組み付け
Abahさんの記事のおかげで、今回謎が解けた
いつもはクラッチカムを組んでから
最後にバネを取り付けようとしていたので
何度もバネを飛ばしていたのだが
バネを先に取り付け
後からクラッチカムをはめると
それほど難しくはないということが分かった
これで次からは苦労しないで済みそうだ
改めまして
Abahさん、ありがとうございました!!

そして・・・
メンテナンスが完了すれば
やっぱり使ってみたくなるもの
っつーことで・・・

2011年10月21日
リクエスト コンクエスト
昨日、三日BOUZ の Abahさんとこの記事に
ちょっとしたリクエストコメントを入れてみた
カルカッタコンクエストに限らず
シマノのベイトリールのメンテナンスの際
いつも少々てこずる箇所がある
クラッチのバネの組み付け部分である
いつも何度かバネを飛ばしてしまい
床に這いつくばって探すはめになる
〝何かコツとかあれば教えてください〟
てなことをコメントしたところ
今度そこんところを記事にして頂けるそうな
ありがたや・・・ありがたや・・・
私以外にも同じ箇所で手間取っている人は居るだろう
きっと多くの人の役に立つ記事になるはずです
Abahさん、面倒なことをお願いしてしまってすみません
人助けと思って、ひとつよろしくお願い致します
2011年10月18日
end of the term
本日もお越し頂き、ありがとうございます
毎年恒例の琵琶湖の秋の風物詩
鮎の接岸
そして、その鮎絡みのバス釣り
昨年までは、その恩恵にあやかることはできず
目の前で繰り広げられる凄まじいばかりの捕食劇に
翻弄されることに終始していた
だが今年は、少しはその狙い所が掴め
いい釣りを展開することもでき
個人的には満足している

そんな季節も、どうやら終わりを告げようとしている
二週間前はあれほど居た鮎の姿は随分と数を減らし
黒く錆付いた魚体をゆらゆらと揺らし
水面付近を漂っている個体が僅かに居るばかりである
次の世代へ生命を繋ぐ役割を全うし
我が身の命の炎が、今まさに消えようとしている瞬間が
そこかしこに見られる
これから産卵を迎える鮎たちは
産卵適水温を求めて一旦沖に出たか
南下しているようだ
私が普段主戦場にしている場所は
約一月間、鮎絡みの釣りで好調を維持してきたが
その音信が途絶えるのとほぼ同時に
もう少し南方での釣果が目耳に入ってくるようになった

今回の釣行では僅かに残った魚に
相手してもらうだけに終わったが
それはそれで納得している
そのエリアの始まりと終わりを見届けることができたからだ
今後の展開としては
鮎の動きを追って南下するという手もあるが
私はそれをしようとは思っていない
それをしてしまうと、今後の季節の変化や今後有効な手段が
見つからなくなってしまうと考えるからだ
決して、一つの場所に拘っているわけではなく
ここからここまでという複数のポイントを含む大きなエリアを
年間を通じて観察することで
季節ごとの変化を見ることができ
その自然の変化に応じた釣り方の変化を
考えることもできると思うからである
これから秋が深まるにつれて、一雨ごとに気温は下がり
それに比例して、アングラーの数は減っていく
そして誰も居なくなった真冬の浜こそ
私が求める釣り場の姿である
昨年(今年)の冬は
秋口から通い始めた場所が
幸運にも当りの場所だった為、いい釣りができた
だが、次の冬も好調かどうかは分からない
この秋好調だったポイントでは
魚が入ってきたと思われるタイミングを
なんとなく感じ取ることができた
それは、このポイントで釣れ始める時期
といった大きな時間の流れでもあり
一日の中での、ある時間帯
といった小さな時間の流れであったり
とにかく、そういう変化を感じることで
ポイントを絞ることができたのだ
それは釣り方にしても同じことが言える
昨年よかった釣り方が
今年も通用するかどうかは
やってみないと分からない
だが、真冬の浜に通い始めて過去2回の冬は
同じ攻め方で良い結果が生まれているので
一つの武器として私の引き出しになっているのは事実ではある
だが、それだけでは足りない
鮎絡みの爆発的に釣れる時期を通り越し
これから徐々に難しくなっていく過程で
新たな手法を身に付けなければ
結果はジリ貧になりそうな気がしている
新たな手法といっても
それは〝私にとって〟という意味であり
他の人はすでに普通にやっていることではあるのだが
次なる一手

次はこいつを使いこなすことを
私自身に課したいと思っている
2011年10月07日
trial and error
本日もお越し頂き、ありがとうございます
前回の釣行では
コトカス&コトカスMで
今までに無い良い感触を掴んだ
その感触を忘れないうちに
もう一度同じことを試し
自分の体に染み込ませたい
そんな思いで臨んだ今回の釣行
結果は・・・
大成功


この日getしたバス7尾中5尾を
コトカスMで獲ることができた
しかも、50UPを2本含む40以上の良型ばかり
サイズは偶然の結果かもしれないが
ようやくこのルアーの引き方が少しは分かってきた気がする
今まで無意識のうちに持っていた苦手意識は
完全に払拭することができた
前回の釣行後
次回は〝再現性の追求〟をテーマに掲げたが
釣りにおいて、完全な再現などはありえない
それはもちろん理解しているつもりだ
釣果や魚のサイズの再現など
絶対に不可能なことに違いない
今回、いい魚が連発したのだって
たまたま偶然そこにその魚が居たからに過ぎない
私が求めた再現性
それは、自分自身の中にある
以前記事にした〝ゆっくり巻くだけ〟の〝ゆっくり加減〟を
私の身体に覚えさせること
決してオーバーアクションにならず
それでいて、しっかり魚にアピールすることのできる
〝ゆっくり加減〟
これこそが、私が求めた再現性に他ならない
そういう意味では
一尾目を釣り上げた時点で
それは既に完結していたことになるが
そこは、何度も繰り返すことで
更にしっかり叩き込みたいというもの
それがたまたま、良い結果に結びついただけのこと

それと、もう一つ求めた再現性
それは〝狙い所〟
釣り人なら誰しも
魚が居付く場所、回遊で入ってくる場所
食ってくる場所といった
ポイントを見る目を養いたいと思うもの
私もやっぱりそれは同じ
毎回毎回、釣りに行く度に
何かを掴みたいと思いながら糸を垂れている
前回、なんとなく感覚的に投げて釣れたポイント
それを今回は確信に変えたかった
もちろん、毎回状況が変化していることは百も承知だが
そんな中でも、なるべく似ている場所を探し出し
そこに魚が居るかどうかを確認したかったのだ
実は今回は、前回から大きくポイントの状況は変化していた
琵琶湖に注ぐ流入河川のサンドバーは
流量や風向きによって刻々とその姿を変える
その場所に至っては、流れ込む場所が10m以上も
右に移動していた
当然、その下にある底の状況も全く違うわけで
よって、ある限定したストラクチャーを狙うということではなく
どこにでもある水の流れに対して
どんな位置に魚が集まるのか
それを確認したかったのだ
その水の流れにコトカスMの微波動を絡めて・・・
というのが今回の狙い
その狙いは今回に限っては見事に的中し
いい結果が生まれた
移動した二ヶ所目の流れ込みでも
狙い所はやはり同じだった
一ヶ所目と同じようにコトカスMを流すと
一発で食ってきた


今回私が求めた再現性
それは首尾よくいい結末に至ったわけだが
これが全てとは思っていない
このルアーの持つ一面を
垣間見ただけである
それでもやはり
私の中の引き出しが一つ増えたことには違いない
だがここで
新たな悩みがひとつ増えた
お気に入りのルアーが増えたことによって
選択肢の幅が広がったのだが
それがまた
ルアー選びをより難しくさせることに
なりやしないかと・・・
うれしい悩みではあるのだが・・・
今後も迷走は
まだまだ続いていく