2014年10月15日
2014年04月24日
2013年10月20日
お久しぶり

久しぶりにバスを釣った
前にバスを釣ったのがいつだったかすら
忘れてしまうほどに久しぶりだ
この数年、雷魚や渓流といった
自分にとって新しいジャンルの釣りを始めたことも
大きな要因ではあるが
以前はあれほど足繁く通った琵琶湖に
最近はほとんど足を向けていないのが
しばらくバスを釣っていない最も大きな要因だろう
それというのも
バスはバスでも
ラージではなくスモールを狙うために
他の場所に通いつめていたから
これまで何度も足を運び
その度に悔しい思いをしてきたこの釣り
ある時は、アタリもカスリもせず
ある時は、硬いアタリを得るだけ
ある時は、トップに出るけど乗らなかったり
ある時は、ラインを切られ
またある時は、フックを伸ばされたりと
これまで散々な目に会ってきた
生息する場所がややこしいこともあり
根掛かりでロストしたルアーの数は
最早覚えていないくらいである
勿論、私の未熟さ故の結果に他ならないのは
重々理解しているが
まあしかし…この魚を釣るために
えらく長い時間がかかったものだ
でもそれだけに喜びもひとしお
釣り上げた瞬間を思い出しては
今はまだ余韻に浸っている

2012年10月15日
season of cotocas
べた凪の湖面
時折小さな魚が何かに追われて
湖面をピチャピチャと音を立てて跳ねている
だが、大きく水面を割って出るほどの
はっきりした捕食シーンが見えるわけではない
水面なのか、それとも中層なのか
静かな湖面の様子からして、水面は期待が薄い
まずは LL suming で中層を引いてみたが反応がない
やっぱり水面直下が気になる
2、3投しかしていない LL summing を外し
付け替えたルアーは cotocas
今年の琵琶湖はウィードが少ない
それでも所々に点在するウィードの上を
この cotocas で攻める
これで釣れなければ今日はボヲヅでも仕方ない
そう割り切って投げた1投目
ククッ・・・
ウィードではない何かが触った感触がしたが
フッキングするまでもなく生命感がなくなった
居る!
そう確信した2投目
同じラインをトレースすると
先程と同じようなコツッとした小さなアタリ
次は身構えていたので即座にフッキング
アタリの小ささの割りに
ほどよい重量感が手元に伝わる
久しぶりの感触を楽しみつつ
慎重に手繰り寄せる
もっと楽しんでいたい気持ちとは裏腹に
間もなくして波打ち際にゴロリと横たわった

たっぷりとベイトを捕食しているのだろう
お腹が大きく膨らんだコンディションのいいバス
湖西で釣れるバスの特徴的な体型
口は小さく長さの割りに体高のある綺麗な形

(ピンボケですみません・・・)
いわゆるランカーには少し届かないが贅沢は言わない
久しく良型の魚を釣っていない私には
十分満足できる一尾
私の心を満たしてくれたこの魚に
思わず感謝の気持ちが口からこぼれた
ありがとう!
2012年09月10日
ボイル撃ち
鮎の群れを追いかける
食い気満々な奴
奴が次に現れる場所を予想しキャスト
ペンシルベイトをいつもよりも早く動かし
細かく不規則な動きを演出する
あたかもバスに追われて逃げ惑う鮎のように
突如大きく水面が割れたが食い損ね
竿に重みが伝わらなかった
だが、そのまま更にアクションし続けると
貪欲に追い食いしてきた

大きさはたいしたことはないが
気持ちいい出方をしてくれたこの一尾
数でもなく、サイズでもなく
ただその出方に満足した
久しぶりの琵琶湖の夜明け
2012年01月09日
釣り初め
この冬は
例年以上に寒さが厳しいような気がし(体感的に)
日常生活には少し辛くも感じられる
だが、こと釣りのこととなると
寒かろうが辛かろうが
行きたくなるのだから困ったものだ
(本当はまったく困っていないが)
冬の釣りは
数こそ期待できないが
釣れれば大物が釣れる
過去数年の私自身の経験からも
それは紛れも無い事実ではある
だから尚更
寒かろうが辛かろうが
行きたくなるというもの
今回もそんな期待を胸に
小雪舞う琵琶湖へ
今年の釣り初めに足を運んだ
誰も居ない浜を
ポイントに向けて歩を進める
波の音以外は聞こえない静寂の中
ザクザクという砂を噛む足音とその感触が心地よい
時折、帽子のつばにパラパラと当るものがある
霙交じりの小雨が寒さをより一層感じさせる
風はほぼ無風に近いが
たまに北西からの風が左頬をかすめていく
その冷たさは肌を切り裂くほどに鋭いが
今年の初釣行で気分が高揚しているためか
冷たさよりもむしろ心地よく感じられた
天空には満月に近い月が煌々と輝き
明るく湖面を照らす
時折、薄い雲が早い動きでその明かりを遮ると
たちまちに暗闇が戻ってくる
見ている分には美しい月夜だが
幾分明る過ぎる感がある
冷たく澄んだ湖水に月光が当ると
何mもの深さまで
照らし出されてしまうほどに明るい
釣りをするのには
いささかよろしくはないが
初釣りの気分を高める演出としては
いい脇役ではある
開始から約2時間
もうじき日付が変わろうとする頃
クク クンッ
ようやく待望の今年最初の生命感が
竿先から伝わってきた
寒さに凍りついた身体ではあったが
即座に反応し、重みが伝わる
その重さからして、たいしたサイズではないのは分かったが
そこは今年最初の獲物である
獲り漏らしたくない一心で慎重にやり取りを続け
慎重過ぎるほどのやり取りの後に
ようやく今年初の魚を手にした
サイズはたいしたことはないが
今年最初の魚に自然と頬が緩む
ありがとう、釣れてくれて
その後、すぐ
二度目のアタリがあり
一瞬乗ったがすぐに軽くなった
竿の入り方からすると
先ほどの魚より
はるかに大きかったように思うが
逃がした魚は大きいのが世の常
気を取り直してキャストを繰り返す
その後数時間
極寒の中、我慢の釣りを展開したが
まったく音沙汰なし
私には珍しく、この日持参した持ち弾を
全て使い果たしたが
結局答えは出ず
美しい冬の朝日を目にすることなく
琵琶湖を後にした
例年、釣り初めはボウズなのが恒例
それを思えば、一尾だけでも釣れたことは
幸先良い
そう思うことにして帰途に着いた
今年の冬は
一筋縄ではいかないらしい
というのは耳にしていたが
苦労するかもしれないと実感した
それにしても
この時期にまだ(もう?)
あのサイズの魚が釣れるとは思ってもみなかった
やっぱり今年の冬は
何かが違うようだ
2011年10月26日
ラッキーパンチ
波打ち際から鮎の姿が消えた
それに伴い、バスの魚影も薄くなった
北西からの強風を左頬に受けながら
波立つ湖面に向けて竿を振る
まだ使いこなせていないフラッシュバック
きっとこういう日はこのルアーの出番だろう
そんなことを勝手に想像しつつ
動かし方も、これでよいのか分からないままに
試行錯誤を繰り返す
結局、これといった動かし方を掴むこともなく
フラッシュバックを諦める
その後、cotocas mediumに換えるが
水面直下の反応は薄く
わずかに小型を2本釣っただけ
少しレンジを変えてみようと
Lipless suming70sp にチェンジ
いつもの流れ込みの周辺で
いつも魚が集まる流れの左側を攻めるが反応が無い
なんとなく・・・
いつもと反対側が気になる
風の向きと、流れの向きとが逆転しているからだ
流れの両サイドには大きなウィードの塊が沈んでいる
今年はウィードの生育が悪く
例年なら水面に顔を出しているはずのウィードが
陸上からは、あるのかさえ分からない深さに存在している
過去に何度か良型を掛けるも
そのウィードの塊に潜られ、獲り逃している
Lipless suming をゆっくりゆっくり引く
ウィードの上っ面辺りを
弱々しげに泳いでいるはずだ
一瞬マジで根掛かりだと思った
グラスロッドの柔らかいティップが
グイーンと入ったまま
まったく動かなくなったのだから・・・
コンッ! でも グググッ! でもなく
まったく生命感のない
アタリとも言えないようなアタリ
ウィードに引っ掛かったのと全く同じ感触
本気ではずそうとロッドをあおったところで
相手も釣られたことに気が付いたのか
慌てて抵抗を始めた
そして私自身もようやく魚だと認識した
アタリの軽微さとは裏腹に
その後の抵抗は激しいものだった
完全にラッキーパンチが当ったような
そんな一尾
でも、満足まんぞく
狙い方はこつこつジャブを打つように
でもアタリはラッキーパンチ
たまには、こんなのも
あり・・・ですかね
2011年10月18日
end of the term
本日もお越し頂き、ありがとうございます
毎年恒例の琵琶湖の秋の風物詩
鮎の接岸
そして、その鮎絡みのバス釣り
昨年までは、その恩恵にあやかることはできず
目の前で繰り広げられる凄まじいばかりの捕食劇に
翻弄されることに終始していた
だが今年は、少しはその狙い所が掴め
いい釣りを展開することもでき
個人的には満足している

そんな季節も、どうやら終わりを告げようとしている
二週間前はあれほど居た鮎の姿は随分と数を減らし
黒く錆付いた魚体をゆらゆらと揺らし
水面付近を漂っている個体が僅かに居るばかりである
次の世代へ生命を繋ぐ役割を全うし
我が身の命の炎が、今まさに消えようとしている瞬間が
そこかしこに見られる
これから産卵を迎える鮎たちは
産卵適水温を求めて一旦沖に出たか
南下しているようだ
私が普段主戦場にしている場所は
約一月間、鮎絡みの釣りで好調を維持してきたが
その音信が途絶えるのとほぼ同時に
もう少し南方での釣果が目耳に入ってくるようになった

今回の釣行では僅かに残った魚に
相手してもらうだけに終わったが
それはそれで納得している
そのエリアの始まりと終わりを見届けることができたからだ
今後の展開としては
鮎の動きを追って南下するという手もあるが
私はそれをしようとは思っていない
それをしてしまうと、今後の季節の変化や今後有効な手段が
見つからなくなってしまうと考えるからだ
決して、一つの場所に拘っているわけではなく
ここからここまでという複数のポイントを含む大きなエリアを
年間を通じて観察することで
季節ごとの変化を見ることができ
その自然の変化に応じた釣り方の変化を
考えることもできると思うからである
これから秋が深まるにつれて、一雨ごとに気温は下がり
それに比例して、アングラーの数は減っていく
そして誰も居なくなった真冬の浜こそ
私が求める釣り場の姿である
昨年(今年)の冬は
秋口から通い始めた場所が
幸運にも当りの場所だった為、いい釣りができた
だが、次の冬も好調かどうかは分からない
この秋好調だったポイントでは
魚が入ってきたと思われるタイミングを
なんとなく感じ取ることができた
それは、このポイントで釣れ始める時期
といった大きな時間の流れでもあり
一日の中での、ある時間帯
といった小さな時間の流れであったり
とにかく、そういう変化を感じることで
ポイントを絞ることができたのだ
それは釣り方にしても同じことが言える
昨年よかった釣り方が
今年も通用するかどうかは
やってみないと分からない
だが、真冬の浜に通い始めて過去2回の冬は
同じ攻め方で良い結果が生まれているので
一つの武器として私の引き出しになっているのは事実ではある
だが、それだけでは足りない
鮎絡みの爆発的に釣れる時期を通り越し
これから徐々に難しくなっていく過程で
新たな手法を身に付けなければ
結果はジリ貧になりそうな気がしている
新たな手法といっても
それは〝私にとって〟という意味であり
他の人はすでに普通にやっていることではあるのだが
次なる一手

次はこいつを使いこなすことを
私自身に課したいと思っている
2011年10月07日
trial and error
本日もお越し頂き、ありがとうございます
前回の釣行では
コトカス&コトカスMで
今までに無い良い感触を掴んだ
その感触を忘れないうちに
もう一度同じことを試し
自分の体に染み込ませたい
そんな思いで臨んだ今回の釣行
結果は・・・
大成功


この日getしたバス7尾中5尾を
コトカスMで獲ることができた
しかも、50UPを2本含む40以上の良型ばかり
サイズは偶然の結果かもしれないが
ようやくこのルアーの引き方が少しは分かってきた気がする
今まで無意識のうちに持っていた苦手意識は
完全に払拭することができた
前回の釣行後
次回は〝再現性の追求〟をテーマに掲げたが
釣りにおいて、完全な再現などはありえない
それはもちろん理解しているつもりだ
釣果や魚のサイズの再現など
絶対に不可能なことに違いない
今回、いい魚が連発したのだって
たまたま偶然そこにその魚が居たからに過ぎない
私が求めた再現性
それは、自分自身の中にある
以前記事にした〝ゆっくり巻くだけ〟の〝ゆっくり加減〟を
私の身体に覚えさせること
決してオーバーアクションにならず
それでいて、しっかり魚にアピールすることのできる
〝ゆっくり加減〟
これこそが、私が求めた再現性に他ならない
そういう意味では
一尾目を釣り上げた時点で
それは既に完結していたことになるが
そこは、何度も繰り返すことで
更にしっかり叩き込みたいというもの
それがたまたま、良い結果に結びついただけのこと

それと、もう一つ求めた再現性
それは〝狙い所〟
釣り人なら誰しも
魚が居付く場所、回遊で入ってくる場所
食ってくる場所といった
ポイントを見る目を養いたいと思うもの
私もやっぱりそれは同じ
毎回毎回、釣りに行く度に
何かを掴みたいと思いながら糸を垂れている
前回、なんとなく感覚的に投げて釣れたポイント
それを今回は確信に変えたかった
もちろん、毎回状況が変化していることは百も承知だが
そんな中でも、なるべく似ている場所を探し出し
そこに魚が居るかどうかを確認したかったのだ
実は今回は、前回から大きくポイントの状況は変化していた
琵琶湖に注ぐ流入河川のサンドバーは
流量や風向きによって刻々とその姿を変える
その場所に至っては、流れ込む場所が10m以上も
右に移動していた
当然、その下にある底の状況も全く違うわけで
よって、ある限定したストラクチャーを狙うということではなく
どこにでもある水の流れに対して
どんな位置に魚が集まるのか
それを確認したかったのだ
その水の流れにコトカスMの微波動を絡めて・・・
というのが今回の狙い
その狙いは今回に限っては見事に的中し
いい結果が生まれた
移動した二ヶ所目の流れ込みでも
狙い所はやはり同じだった
一ヶ所目と同じようにコトカスMを流すと
一発で食ってきた


今回私が求めた再現性
それは首尾よくいい結末に至ったわけだが
これが全てとは思っていない
このルアーの持つ一面を
垣間見ただけである
それでもやはり
私の中の引き出しが一つ増えたことには違いない
だがここで
新たな悩みがひとつ増えた
お気に入りのルアーが増えたことによって
選択肢の幅が広がったのだが
それがまた
ルアー選びをより難しくさせることに
なりやしないかと・・・
うれしい悩みではあるのだが・・・
今後も迷走は
まだまだ続いていく
2011年10月02日
2011年09月25日
今後につながる収穫
本日もお越し頂き、ありがとうございます
昨日、午後から少し時間ができたので
短時間ですが琵琶湖に行ってきました
前回、いいやつが釣れた場所に
雨の濁りもそろそろ落ち着いてきた頃と思い
足を運んでみる
日中はほとんど魚っ気がなく
深場に落ちている魚を狙って
シンキングミノーで探りを入れてみる
ゴツン!というアタリの後
グリン!グリン!引きまくった挙句
上がってきたのは鯰だった
西の山の端に太陽が沈んだ直後
にわかに水面が騒がしくなってきたかと思うと
あちらこちらでボイルが始まった
それも、かなりのドシャローで
ちょうどタイミング良くその直前に
コトカスMをセットしたベイトタックルに持ち替えていた
あえてボイルを打たず
ボイルから少し離れた場所にキャストし
デッドスローで引いてくると
もわっと水面が盛り上がり
バフッ!
という、空気と一緒に吸い込んだような音が聞こえ
瞬時に合わせを入れると、
ほどよい重量感が手元に伝わる
サイズはたいしたものではないが
その出方が気持ちイイ
次は、ちょっとサイズダウンしたが
出方はほぼ同じような感じ
その後、明らかにいいサイズのやつを3本連続でバラシ
他にも乗らないまでも気持ちいい出方が連発する
最後はケタバスで〆
今日は時間があまりなかったので
暗くなる前に引き上げることにした
特別に大きな魚が釣れたわけでもなく
特別に数多く釣ったわけでもないが
心はたいへん満たされている
なぜなら、今回の釣行は・・・
いや今回だけでなく、前回の釣行も
私にとって、とても実りのあるものになったからだ
今日のタイトル「今後につながる収穫」
正にそのものズバリと言ってもよい
そこらへんのことについては
また後日、ということで・・・
タグ :感覚的収穫
2011年09月20日
Feel so good !!
シトシトと降る雨の中
久しぶりの夜間釣行
溜まりに溜まったストレスを
全て吹き飛ばすかのような
強烈な引きを堪能した
釣行中、何度か我に返る
今、何を考えていたのか・・・
その度に気付いた
何も考えていないことに
無の境地
とでも言おうか
頭から被ったレインウェアのフードに
パツパツと当たる雨音
寄せては返す波の音が
耳に心地よい
アドレナリンだか
ドーパミンだか
α波だか
なんだか分からないものが
私の中から溢れ出しているに違いない
「一生幸せになりたかったら・・・」
この意味が
なんとなく分かる気がする
今日この頃
2011年08月22日
まんぞく、まんぞく
本日もお越し頂き、ありがとうございます
小雨交じりの曇天が続く日曜の午後
菱藻エリアに行くか迷ったが
久しぶりに日中にバス釣りに行くことにした
琵琶湖を北上し湖西某所へ向かうが
途中で気が変わり
何気に立ち寄った小規模な流れ込み
竿を持たずに様子を窺うと
何やら魚っ気がある
車に戻りタックルを準備し釣り開始
チェイスはあるものの
最後の最後で見切られ
なかなか口を使わせることができない
ルアーをとっかえひっかえし
トップ、水面直下、底
ただ巻き、トゥイッチ、早巻き
あれこれ手を変え品を変えし試行錯誤
最後はサスペンドミノーで
中層デッドスロー
ようやく食わせることに成功
ヌメッとしたアタリで出た割に
その後の引きは強く
上がってきたのは久しぶりに見る良型
プロポーション抜群の魚体に癒されました
その後、場所を移動し夕刻まで続けたが
雨脚が強くなってきたので納竿
本当は久しぶりに夜釣りを堪能しようと思っていたが
良型の顔を見ることが出来たので
今日の釣りは十分満足
私にしては珍しく粘らずに帰路に着く
一匹でも釣れれば粘らずに帰ろうと
いつも思うのだが
ついつい最後の一投が長くなり
一時間、二時間と粘ってしまうのが常
いつもこれぐらいうまくいけばいいのに・・・
そんなことを思った
今回の釣行でした
タグ :suming70sp
2011年04月16日
soothing for me
やっぱり釣りは良い
今週は仕事で色々と嫌なことがあり
もやもやとした気持ちを抱えていたが
水辺に立つと、そんなことはキレイさっぱり流してくれる
波立つ心を落ち着かせるように私を包む静寂
やがて凪いできた心にスッと入ってくるさざ波の音
無心のままに竿を振るその手に突如伝わる躍動
北湖の美しい水や景色
傷ひとつ無いキレイな魚体
新しい命の予感
そして親しい友との語らい
全てが病んだ心を癒してくれる
嗚呼、釣りってやっぱり・・・
素晴らしい
2011年04月03日
癒しを求めて
本日もお越し頂きありがとうございます
金曜の晩
久しぶりに時間を気にせず
釣りをすることができる機会を得
琵琶湖に行ってきました
約一月半ぶりの琵琶湖
前回は2月の半ば
あれから随分と時間も空き
季節はだいぶ進行しているだろう
昨年は春の到来とともに
私自身は全く釣れなくなってしまった
今年は昨年の二の舞にならないように
何かしらの作戦は練っているつもりではある
冬のポイントは一応押さえているつもりだが
春以降のポイントを探すべく
昨年は新規開拓をしてきた
これからの時期
今までは沈黙を保っていた南湖で
大型の魚が釣れ始めるのは分かっているが
私はやっぱり
北湖の美しい水と景色の中で釣りをしたい
その一念から、南湖へ足を運ぶ気があまり起きない
そして今回も北へと車を走らせた
気温10℃
前回に比べると、かなり暖かい
西よりの微風が時折そよぐ程度
水面は凪に近いさざ波
暗闇の中目を凝らすと
10mほど沖あいで
ピチャピチャと小魚が跳ねている
そしてその小魚を追う魚食魚のボイルも
頻繁にとまではいかないが
所々で起きている
真冬の殺伐とした湖面と違い
生命感が感じられ
そこからも季節がひとつ進んだことが見て取れる
金曜の晩ということもあり
先行者も居るだろうと予想していたが
マイナーな場所に寄り付く人はいないのか
結局、一晩中誰にも合うことは無かった
暗闇の中で一人黙々と竿を振り
時折手を休めては砂浜に腰を下ろし
満天の星空を眺め
胸一杯に空気を吸い込む
浜に寝転び、押し寄せる波の音を聞きながら
夜空を見上げていると
様々な想いが胸をよぎる
今こうして平穏無事で釣りをしていられる自分
普通の生活のありがたみが
浜に打ち寄せる波の様に押し寄せてくる
今出来ることを精一杯頑張ろう
そんなことを思った今回の釣行
北の景色に癒され
力を与えてもらった気がする
ありがとう!母なる湖
琵琶湖
2011年02月14日
納得の一匹
本日もお越し頂きありがとうございます
ハーフムーンに照らされた湖面の奥で
ギラリ! と何かが光った
足元からおよそ2、3mの位置
いつもなら波打ち際になっているであろうその場所
今日は前回よりも増水しているようだ
その、元は波打ち際だった場所で
40~50cmの魚が何かを追って反転したのが見えた
なるほど、ドシャローに寄っているということか
一本の杭と化していた私は
光を発した主に悟られないように
静かに次の一投を投じた
それほど遠投をすることもなく
軽く前方に疑似餌を運んだだけだった
元々は波打ち際だったことを物語るように
枯葉や小枝が曲線を描いているその場所に差し掛かった時
ゴッ!ゴゴゴッ!
引っ手繰るようにして疑似餌を呑み込むと
先ほどと同じように反転するのが見えた
やっぱり君か
心地よく絞めこむような引きで
私を楽しませてくれたこの子は
丸々と肥えた、この時期特有の
すばらしいプロポーションだった
私は、この一匹で十分に満足し
帰路に着くことにした
欲張ることは無い
今日はこれで十分満足だよ
ありがとう、楽しませてくれて
昨日買ったクルセイダーは
不発でした
残念・・・
2011年02月06日
Special Night
サブタイトル
<…&サイクルヒット><…と正月>の部
本日2回目の記事
前記事の続きです
人生初のロクマルを釣ったことで
すっかり満足感が漂ってしまったので
時間は早いが帰路に着くことにした
こういう大物が釣れた時は
興奮状態に陥ったり、放心状態になりがちなもの
えてして帰り道に事故を起こしてしまったり
大事なものを落としてしまったりといった
不測の事態になりやすい
小次郎さんからも「おうちに着くまでが遠足やで」
「早よいねよ」(早く帰れよ)
という言葉も頂戴した
しばらく休憩した後、しっかり浮ついた気分を落ち着け
いつも以上にゆっくり車を走らせた
午前1時過ぎ
決して、満足していないわけではなかった
あの一本で十分過ぎるほど心は満たされている
だが、夜明けまでにはまだまだ時間はたっぷりある
夜通し釣りを出来るチャンスもそうそうあるわけではない
1ヶ所目に立ち寄った場所でのゴン!ゴン!というアタリが
妙に気になる
とある交差点で、ハンドルを左に切った
車を停め、浜を見ると、やはりライトが点っているのが見えた
はぁ~・・・ まだワカサギ獲りの人が居る・・・
とりあえず竿を握り浜に降りる
浜に降りてみると、最初に居た感じの悪い人ではなかった
ワカサギ獲りの網を仕掛けているが、手には竿を握っている
「こんばんは、どうですか?釣れますか?」声をかけてみた
「さっき来たところなので」
「ちょっとその辺入らせてもらっていいですか?」
「どうぞ、どうぞ」こころよい返事が返ってきた
数投した後
今日一番最初にアタリがあった場所に足を向けた
ここは昨年の冬、いいバスを3本仕留めた場所
ピンポイントで魚が居ついている
そろりそろりと歩を進め
ここでもやはり波打ち際から離れた位置からキャストをしてみる
第1投目
浜から湖面に伸びたストラクチャー
そのストラクチャーの上を斜めに通過するようにサミング90CWを引く
岸から10m以内の場所
今日アタリがあった付近に差し掛かった時
ゴゴゴンッ!
ビシシッ!
フッキングはキレイに決まった
こ、これまたイイ引きだ! デカイぞッ!
強烈な引きで走り出す
引きの強さだけでいうと、先程のロクマルよりも強いかもしれない
それぐらいに強烈な引きだ
重量感は先程の方が重かったが
今思えば不思議なことではあるが
ファイト中に東の空に一筋の流れ星が流れるのが見えた
あ! 流れ星や!
それが分かるほどに、心が落ち着いていたということなのか
強烈な引きにも慌てることなくやり取りを続け
浜にずり上げ、無事ランディング

サミング90CWをガッツリ喰ってます
のどの奥まで一飲みにしたようです

大台にはわずかに届かないものの
58cm
本日2本目の50UP
やっぱり、あの場所に居やがった
あのアタリはこの子だったのかもしれない
この場所では1投しかしなかったが
もう十分満足だ
今度こそ、本当に帰ろう
元来た浜辺をたどり、車へと戻る
まさかこの後、あんな出会いがあるとも知らずに・・・
数台停まっている車の横を通り過ぎようとした時
二人組みの方々から
「こんばんは、釣れましたか?」と声が掛かる
「一本いいやつ獲れました」
「何で釣ったん?」
「ミノーです」
「どこのミノー使ってんの?」
「ええと・・・ご存知かわかりませんが・・・」
「サムルアーズっていうところのルアーです」
「私たちの釣り仲間の間で流行ってるんです」
「山岡さんとこのルアーやん」
中略
「私、おおすみです」ニヤニヤ 「石川です」ワラワラ
「お宅さん、お名前は?」
「○○(本名)と申します、ていうかsimesabaです」
「ああ!こないだ小次郎くんにも会ったよ」
嗚呼・・・ご存知かどうか分かりませんが・・・などと言ってしまった
サムルアーズのレポートの常連さん
Y・Oさん と 南丹市の石川さんのお二人に対して・・・
これではいつぞやのゴッキーさんと同じ展開ではないか
「うちのルアー使てくれてんの?」
と山岡さんに声をかけられた時のゴッキーさんと
なんだかとても恥ずかしい
そんな私の心を知ってか知らずか
お二人は気さくにお話をして下さり
お土産に、先程獲ったばかりのワカサギまで頂いた

それから、ひたすら延々と立ち話が始まり
かれこれ2時間くらいはお話をしていただろうか
釣りの話はもちろんのこと
車のお話やら女性の話・・・etc
以前からの知り合いのように接して頂き
楽しい時間を過ごしました
寒い中、釣りもしないで、ひたすら話に夢中になってしまった
せっかく釣りにきているのに
時間を割いてしまってすみませんでした
素晴らしい出会いに、感動しっ放しでした
今後とも、よろしくお願い致します
しかし・・・
とんでもなく Special な夜だ
人生初のロクマルに
これまた人生初の1釣行での複数50UPゲット
そして、サムルアーズ界の大物釣師との出会い
こんな日は、もう二度と来ないだろう
まさに
満塁ホームランとサイクルヒットを同じ日に達成
盆と正月が一緒にやってきたようなもの
それぐらいに特別な夜だった
帰りの車の運転は
いつも以上に慎重になったのは
言うまでもない
<…&サイクルヒット><…と正月>の部
本日2回目の記事
前記事の続きです
人生初のロクマルを釣ったことで
すっかり満足感が漂ってしまったので
時間は早いが帰路に着くことにした
こういう大物が釣れた時は
興奮状態に陥ったり、放心状態になりがちなもの
えてして帰り道に事故を起こしてしまったり
大事なものを落としてしまったりといった
不測の事態になりやすい
小次郎さんからも「おうちに着くまでが遠足やで」
「早よいねよ」(早く帰れよ)
という言葉も頂戴した
しばらく休憩した後、しっかり浮ついた気分を落ち着け
いつも以上にゆっくり車を走らせた
午前1時過ぎ
決して、満足していないわけではなかった
あの一本で十分過ぎるほど心は満たされている
だが、夜明けまでにはまだまだ時間はたっぷりある
夜通し釣りを出来るチャンスもそうそうあるわけではない
1ヶ所目に立ち寄った場所でのゴン!ゴン!というアタリが
妙に気になる
とある交差点で、ハンドルを左に切った
車を停め、浜を見ると、やはりライトが点っているのが見えた
はぁ~・・・ まだワカサギ獲りの人が居る・・・
とりあえず竿を握り浜に降りる
浜に降りてみると、最初に居た感じの悪い人ではなかった
ワカサギ獲りの網を仕掛けているが、手には竿を握っている
「こんばんは、どうですか?釣れますか?」声をかけてみた
「さっき来たところなので」
「ちょっとその辺入らせてもらっていいですか?」
「どうぞ、どうぞ」こころよい返事が返ってきた
数投した後
今日一番最初にアタリがあった場所に足を向けた
ここは昨年の冬、いいバスを3本仕留めた場所
ピンポイントで魚が居ついている
そろりそろりと歩を進め
ここでもやはり波打ち際から離れた位置からキャストをしてみる
第1投目
浜から湖面に伸びたストラクチャー
そのストラクチャーの上を斜めに通過するようにサミング90CWを引く
岸から10m以内の場所
今日アタリがあった付近に差し掛かった時
ゴゴゴンッ!
ビシシッ!
フッキングはキレイに決まった
こ、これまたイイ引きだ! デカイぞッ!
強烈な引きで走り出す
引きの強さだけでいうと、先程のロクマルよりも強いかもしれない
それぐらいに強烈な引きだ
重量感は先程の方が重かったが
今思えば不思議なことではあるが
ファイト中に東の空に一筋の流れ星が流れるのが見えた
あ! 流れ星や!
それが分かるほどに、心が落ち着いていたということなのか
強烈な引きにも慌てることなくやり取りを続け
浜にずり上げ、無事ランディング
サミング90CWをガッツリ喰ってます
のどの奥まで一飲みにしたようです
大台にはわずかに届かないものの
58cm
本日2本目の50UP
やっぱり、あの場所に居やがった
あのアタリはこの子だったのかもしれない
この場所では1投しかしなかったが
もう十分満足だ
今度こそ、本当に帰ろう
元来た浜辺をたどり、車へと戻る
まさかこの後、あんな出会いがあるとも知らずに・・・
数台停まっている車の横を通り過ぎようとした時
二人組みの方々から
「こんばんは、釣れましたか?」と声が掛かる
「一本いいやつ獲れました」
「何で釣ったん?」
「ミノーです」
「どこのミノー使ってんの?」
「ええと・・・ご存知かわかりませんが・・・」
「サムルアーズっていうところのルアーです」
「私たちの釣り仲間の間で流行ってるんです」
「山岡さんとこのルアーやん」
中略
「私、おおすみです」ニヤニヤ 「石川です」ワラワラ
「お宅さん、お名前は?」
「○○(本名)と申します、ていうかsimesabaです」
「ああ!こないだ小次郎くんにも会ったよ」
嗚呼・・・ご存知かどうか分かりませんが・・・などと言ってしまった
サムルアーズのレポートの常連さん
Y・Oさん と 南丹市の石川さんのお二人に対して・・・
これではいつぞやのゴッキーさんと同じ展開ではないか
「うちのルアー使てくれてんの?」
と山岡さんに声をかけられた時のゴッキーさんと
なんだかとても恥ずかしい
そんな私の心を知ってか知らずか
お二人は気さくにお話をして下さり
お土産に、先程獲ったばかりのワカサギまで頂いた
それから、ひたすら延々と立ち話が始まり
かれこれ2時間くらいはお話をしていただろうか
釣りの話はもちろんのこと
車のお話やら女性の話・・・etc
以前からの知り合いのように接して頂き
楽しい時間を過ごしました
寒い中、釣りもしないで、ひたすら話に夢中になってしまった
せっかく釣りにきているのに
時間を割いてしまってすみませんでした
素晴らしい出会いに、感動しっ放しでした
今後とも、よろしくお願い致します
しかし・・・
とんでもなく Special な夜だ
人生初のロクマルに
これまた人生初の1釣行での複数50UPゲット
そして、サムルアーズ界の大物釣師との出会い
こんな日は、もう二度と来ないだろう
まさに
満塁ホームランとサイクルヒットを同じ日に達成
盆と正月が一緒にやってきたようなもの
それぐらいに特別な夜だった
帰りの車の運転は
いつも以上に慎重になったのは
言うまでもない
2011年02月06日
人生初ロクマル
サブタイトル
<満塁ホームラン&サイクルヒット>
もしくは
<盆と正月>
本日もお越し頂きありがとうございます
昨晩から、皆様にお祝いコメント、お祝いメールを多数頂き
たいへん嬉しく思っております
ありがとうございます
釣行の詳細を記しますので、見てやってください
では、どうぞ
2月5日、18時30分
一路琵琶湖へと車を走らせる
ここのところ、思うような時間帯に
ガッツリ釣りをできていない
いつも時間制限があり
後ろ髪を引かれる思いで、釣り場をあとにすることを繰り返してきた
今日は久しぶりにオールナイトで釣りができる
そんな時間的余裕からか
途中の渋滞にも、それほどイライラ感を募らせることなく
ただ無心に車を走らせた
湖西某所、1ヶ所目
ここは昨年の冬にいい釣りが出来た場所であり
先日も、良型のニゴイを釣った場所でもある
小さな流れ込みは意外なほどに流量が多く
バスの捕食対象になるベイトも割と豊富な場所である
気温6℃、無風ベタ凪
月は新月に近く、西の空に僅かに細く弧を描くのみ
それも早々に西の山の端に沈みそうな感じだ
浜辺付近に車を停め、ウェーダーに着替える
だが、遠目からにも先行者の姿が見える
煌々とヘッドライトを灯し、水面を照らしている
どうやらワカサギ獲りをしているようだ
「こんばんは、ワカサギですか?」
「そうや」
ぶっきら棒な返事が返ってきた
「釣りしてもええけど、邪魔せんといてくれや」
「分かりました。隅っこの方に入らせてもらいます」
少々、嫌味な言い方をされたが
ここでも何故かそれほど腹が立たなかった
やっぱり時間的な余裕が大きいと思った
小一時間ほど竿を振るが
一度、一瞬だけゴッ!ゴッ!というアタリを感じただけに終わった
この時は、久しぶりにワンナップシャッド5inを投げていたが
ショートバイトでフックまで届かなかったようだ
ワカサギ獲りは依然続いている
しょうがないので、後でまた入り直すことにして
2ヶ所目に移動を決めた
湖西某所2ヶ所目
ここは昨年の秋口
鮎の群れが接岸する頃から通い始めた場所だ
日中でも、小型ながら釣れる場所で
割と魚影の濃い場所だと思っている
先日釣友roboさんが50UPを連発したポイントであり
小次郎さんも先日イイヤツを釣った場所でもある
先程roboさん、小次郎さんの両名と電話で話をし
ポイントの詳細を伺い、攻め方を考えていた
現地に到着すると、ここでもほぼ無風
時折北西からの微風が吹くが、湖面はベタ凪に近い
最初にセットしたのはフランクサムCW
まずはトップから攻めてみることにした
真冬にトップでドカン!と出たら気持ちいいやろな・・・
ただの願望である
但し、これくらい湖面が静かでなければ
トップを投げることもできはしない
もしかしたら今夜は水面を割って出るかも
否が応でも期待は高まる
まずは岬の先端を攻めるため、遠くに見える岬を目指し歩を進める
途中にもいいポイントはあるのだが
そこは後で攻めるとして、素通りした
岬に近くなったところまで来ると
それまで歩いていた波打ち際を歩くのを止め
10mくらい奥を静かに音を立てずに歩いた
目指すポイントの手前50mくらいから少しずつ撃ち始める
波打ち際には立たず、3、4m下がった場所からキャストする
釣りを開始して15分位経っただろうか
背後に気配を感じ振り返ると、釣竿を持った人が近づいてきた
彼もまた、なるべく音を立てないように慎重に歩いている
「こんばんは」どちらからともなく挨拶を交わし
少し会話をした後
「ちょっとこの辺りに入らせてもらってもいいですか?」
「どうぞ、どうぞ、頑張って下さい」
この後攻めようと思っていた場所だが、この人に先を譲った
少し会話をした感じから、好感を持てる人物だったからだ
分かれて間もなく、ヒュンッ! ポシャ!
竿を振る音が聞こえてきたが
ほんの1、2分後
首から下げたライトを灯し、近づいてきた
「一投目で釣れましたわ~」
左手にいいサイズのバスをぶら下げている
50前後というところか
「いや~、良かったですね~」と言いつつ
ヒットルアーをちらりと覗き見る
ワカサギカラーの130mmのミノーで
ベリー部分に板オモリを貼り付けてあり
スローフローティング~サスペンドのチューンが施されていた
なるほど・・・やっぱりそっち系か
後で同じルアーを使ってみようと思いながらも
すぐに付け替えるのも、なんだかアカラサマな気がしたので
私は自分の思うようにルアーをチェンジしていく
フランクサムからコトカスミディアムプロップに付け替え
水面直下で引き波を立てる
それでも反応がないのでチャンク(改)に替え
水中をゆっくり引いてくる
そうこうする内に、先程の釣り人と立ち位置が入れ替わった
散々彼が撃った後ではあるが、ようやく攻めたい場所に入ることが出来た
岬の先端
ここは西からの風で流されてくる左方向からの流れと
恐らく地形的な流れと思われる右からの流れが
ちょうどぶつかり合う場所
複雑な流れの変化が水中では起きていると思われる
右からの流れの方が強い流れで
その流れに削り取られたように足元近くからドン深になっている
一方、左からの流れは弱い流れのため
なだらかなブレイクが続く
この時期、日中はドン深の底に居るバスが
日が暮れると左側のシャロー付近に捕食に現れるに違いない
そして、そういう捕食に適した場所には
入れ替わり立ち代り、別の個体が入ってくるものと思われる
さっき50くらいのやつを目の前で釣られたが
きっと別の奴が入ってくるだろう
そんな思いが頭にあったからか
散々撃たれた後でも、なんとなく釣れそうな雰囲気が漂っている
あたりは薄っすら靄がかかり
いつもは黒い影が見える対岸の低い山並みも
今日は霞んで見えない
取りようによっては幻想的な空気でもある

それまで投げていたチャンクからサミング90CWに付け替え
岬の先端を少し右に回ったところから
斜め左の方向にキャストする
左の流れに対して、ややアップクロスで引いてきたルアーが
右からの流れとぶつかった辺りで
ドン深からシャローに切り替わる
地形と水の流れの両方の要素が絡んだピンポイント
食ってくるならここだろう
そこは岸からわずか5m
その少し奥にキャストすること2投目
今思い返してみても、あの時何を考えていたのか思い出せない
恐らく何も考えていない無心の状態だったように思う
変に殺気立つことも、気負うこともなく
それこそフラットな気持ちでリーリングをしていた
ただ気を付けていたのは、とにかくゆっくり巻くこと
ドンッ!
突如襲った激しいアタリ
長い沈黙の後にも関わらず
ビシッ!
とフッキングが決まった
あまりにも魚に重量がありすぎたため
フッキングした瞬間に両者の力の均衡が保たれた状態になったのか
まるで相撲の立会いでぶつかり合った二人が
一瞬立ち止まってしまったかのような
ほんの一瞬の間があった
コンマ数秒ほどの間を置き
・・ドドドドド・・・・ギュイーーーーーンnnnnnnn
竿が絞り込まれる
ドラグはガチガチに締めている
出されるはずはない・・・
がスプールに当てた親指に逆回転が伝わる
指ドラグでなんとかしのぎ
ハンドルを回しラインを回収する
手元に伝わる重量感から
かなりの大物であることは容易に察知できたが
相手はすぐ目の前にいるのだ
必要以上にラインを出されたくはない
慎重になりすぎることなく大胆なほどのやり取りで
強引に引き寄せる
が、相手もそうたやすく諦めてはくれない
水面近くに現れたやつは激しいジャンプで抵抗を繰り返す
巨体が水面を割った
水泳の飛び込みで腹打ちをしたような音が聞こえる
バシャバシャ とかではない
ドッ! バッ! シャーーーンッ!
と一区切りずつ音がはっきり読み取れるような音だ
それを三度、四度繰り返した後
ようやく近寄ってきた
足元からドン深になっているのをいいことに
近づいてからも抵抗を繰り返し
幾度となく走られる
が、最後はようやく観念し
なんとか浜にずり上げることが出来た
ライトを点け照らしてみてビックリ
第一声は
「な、なんじゃこりゃ!! デカッ!」


最初、あまりの太さに長さの感覚が狂ってしまい
50後半くらいかなと思ったが
もしかして・・・あるかもと計測したところ
上の画像の状態で62cm
口閉じ尾開きで60cmジャストでした
私の釣り人生で初のロクマル
とにかくよく肥えていて、プロポーション抜群のバスでした
恐らくお腹の中には夥しい数のワカサギが入っていることでしょう
デジカメを持つ手が震えて、何度撮ってもブレまくり
うまく写真が撮れませんでしたが
私の頭の中にその素晴らしい姿が刻み込まれています
そして、この手にもその感触が今も尚残っている
こうして、忘れられない一尾に出会うことができた
その後、しばらく放心状態だったが
roboさんと小次郎さんに連絡し情報を頂いたことに感謝し
そして祝福の言葉を頂いた
小次郎さんから連絡があったと、じゅんさんからも電話を頂き
ひでっちさん、uedaさんからもお祝いのメールを頂きました
他にも、多数の方々からお祝いのコメントを頂き
本当に感謝しています
こうして、みなさんと喜びを分かち合えることで
この嬉しさはより一層大きなものになっています
ありがとうございます
この後、しばらく休憩し
再び釣竿を握ったが
すっかり満足感が湧いてきて
釣りにならなくなってしまった
当然といえば当然ではある
これほどの大物を釣って満足しないわけがない
時間はまだ早いが、帰路に着くことにした
<満塁ホームラン><盆>の部 終了
<満塁ホームラン&サイクルヒット>
もしくは
<盆と正月>
本日もお越し頂きありがとうございます
昨晩から、皆様にお祝いコメント、お祝いメールを多数頂き
たいへん嬉しく思っております
ありがとうございます
釣行の詳細を記しますので、見てやってください
では、どうぞ
2月5日、18時30分
一路琵琶湖へと車を走らせる
ここのところ、思うような時間帯に
ガッツリ釣りをできていない
いつも時間制限があり
後ろ髪を引かれる思いで、釣り場をあとにすることを繰り返してきた
今日は久しぶりにオールナイトで釣りができる
そんな時間的余裕からか
途中の渋滞にも、それほどイライラ感を募らせることなく
ただ無心に車を走らせた
湖西某所、1ヶ所目
ここは昨年の冬にいい釣りが出来た場所であり
先日も、良型のニゴイを釣った場所でもある
小さな流れ込みは意外なほどに流量が多く
バスの捕食対象になるベイトも割と豊富な場所である
気温6℃、無風ベタ凪
月は新月に近く、西の空に僅かに細く弧を描くのみ
それも早々に西の山の端に沈みそうな感じだ
浜辺付近に車を停め、ウェーダーに着替える
だが、遠目からにも先行者の姿が見える
煌々とヘッドライトを灯し、水面を照らしている
どうやらワカサギ獲りをしているようだ
「こんばんは、ワカサギですか?」
「そうや」
ぶっきら棒な返事が返ってきた
「釣りしてもええけど、邪魔せんといてくれや」
「分かりました。隅っこの方に入らせてもらいます」
少々、嫌味な言い方をされたが
ここでも何故かそれほど腹が立たなかった
やっぱり時間的な余裕が大きいと思った
小一時間ほど竿を振るが
一度、一瞬だけゴッ!ゴッ!というアタリを感じただけに終わった
この時は、久しぶりにワンナップシャッド5inを投げていたが
ショートバイトでフックまで届かなかったようだ
ワカサギ獲りは依然続いている
しょうがないので、後でまた入り直すことにして
2ヶ所目に移動を決めた
湖西某所2ヶ所目
ここは昨年の秋口
鮎の群れが接岸する頃から通い始めた場所だ
日中でも、小型ながら釣れる場所で
割と魚影の濃い場所だと思っている
先日釣友roboさんが50UPを連発したポイントであり
小次郎さんも先日イイヤツを釣った場所でもある
先程roboさん、小次郎さんの両名と電話で話をし
ポイントの詳細を伺い、攻め方を考えていた
現地に到着すると、ここでもほぼ無風
時折北西からの微風が吹くが、湖面はベタ凪に近い
最初にセットしたのはフランクサムCW
まずはトップから攻めてみることにした
真冬にトップでドカン!と出たら気持ちいいやろな・・・
ただの願望である
但し、これくらい湖面が静かでなければ
トップを投げることもできはしない
もしかしたら今夜は水面を割って出るかも
否が応でも期待は高まる
まずは岬の先端を攻めるため、遠くに見える岬を目指し歩を進める
途中にもいいポイントはあるのだが
そこは後で攻めるとして、素通りした
岬に近くなったところまで来ると
それまで歩いていた波打ち際を歩くのを止め
10mくらい奥を静かに音を立てずに歩いた
目指すポイントの手前50mくらいから少しずつ撃ち始める
波打ち際には立たず、3、4m下がった場所からキャストする
釣りを開始して15分位経っただろうか
背後に気配を感じ振り返ると、釣竿を持った人が近づいてきた
彼もまた、なるべく音を立てないように慎重に歩いている
「こんばんは」どちらからともなく挨拶を交わし
少し会話をした後
「ちょっとこの辺りに入らせてもらってもいいですか?」
「どうぞ、どうぞ、頑張って下さい」
この後攻めようと思っていた場所だが、この人に先を譲った
少し会話をした感じから、好感を持てる人物だったからだ
分かれて間もなく、ヒュンッ! ポシャ!
竿を振る音が聞こえてきたが
ほんの1、2分後
首から下げたライトを灯し、近づいてきた
「一投目で釣れましたわ~」
左手にいいサイズのバスをぶら下げている
50前後というところか
「いや~、良かったですね~」と言いつつ
ヒットルアーをちらりと覗き見る
ワカサギカラーの130mmのミノーで
ベリー部分に板オモリを貼り付けてあり
スローフローティング~サスペンドのチューンが施されていた
なるほど・・・やっぱりそっち系か
後で同じルアーを使ってみようと思いながらも
すぐに付け替えるのも、なんだかアカラサマな気がしたので
私は自分の思うようにルアーをチェンジしていく
フランクサムからコトカスミディアムプロップに付け替え
水面直下で引き波を立てる
それでも反応がないのでチャンク(改)に替え
水中をゆっくり引いてくる
そうこうする内に、先程の釣り人と立ち位置が入れ替わった
散々彼が撃った後ではあるが、ようやく攻めたい場所に入ることが出来た
岬の先端
ここは西からの風で流されてくる左方向からの流れと
恐らく地形的な流れと思われる右からの流れが
ちょうどぶつかり合う場所
複雑な流れの変化が水中では起きていると思われる
右からの流れの方が強い流れで
その流れに削り取られたように足元近くからドン深になっている
一方、左からの流れは弱い流れのため
なだらかなブレイクが続く
この時期、日中はドン深の底に居るバスが
日が暮れると左側のシャロー付近に捕食に現れるに違いない
そして、そういう捕食に適した場所には
入れ替わり立ち代り、別の個体が入ってくるものと思われる
さっき50くらいのやつを目の前で釣られたが
きっと別の奴が入ってくるだろう
そんな思いが頭にあったからか
散々撃たれた後でも、なんとなく釣れそうな雰囲気が漂っている
あたりは薄っすら靄がかかり
いつもは黒い影が見える対岸の低い山並みも
今日は霞んで見えない
取りようによっては幻想的な空気でもある
それまで投げていたチャンクからサミング90CWに付け替え
岬の先端を少し右に回ったところから
斜め左の方向にキャストする
左の流れに対して、ややアップクロスで引いてきたルアーが
右からの流れとぶつかった辺りで
ドン深からシャローに切り替わる
地形と水の流れの両方の要素が絡んだピンポイント
食ってくるならここだろう
そこは岸からわずか5m
その少し奥にキャストすること2投目
今思い返してみても、あの時何を考えていたのか思い出せない
恐らく何も考えていない無心の状態だったように思う
変に殺気立つことも、気負うこともなく
それこそフラットな気持ちでリーリングをしていた
ただ気を付けていたのは、とにかくゆっくり巻くこと
ドンッ!
突如襲った激しいアタリ
長い沈黙の後にも関わらず
ビシッ!
とフッキングが決まった
あまりにも魚に重量がありすぎたため
フッキングした瞬間に両者の力の均衡が保たれた状態になったのか
まるで相撲の立会いでぶつかり合った二人が
一瞬立ち止まってしまったかのような
ほんの一瞬の間があった
コンマ数秒ほどの間を置き
・・ドドドドド・・・・ギュイーーーーーンnnnnnnn
竿が絞り込まれる
ドラグはガチガチに締めている
出されるはずはない・・・
がスプールに当てた親指に逆回転が伝わる
指ドラグでなんとかしのぎ
ハンドルを回しラインを回収する
手元に伝わる重量感から
かなりの大物であることは容易に察知できたが
相手はすぐ目の前にいるのだ
必要以上にラインを出されたくはない
慎重になりすぎることなく大胆なほどのやり取りで
強引に引き寄せる
が、相手もそうたやすく諦めてはくれない
水面近くに現れたやつは激しいジャンプで抵抗を繰り返す
巨体が水面を割った
水泳の飛び込みで腹打ちをしたような音が聞こえる
バシャバシャ とかではない
ドッ! バッ! シャーーーンッ!
と一区切りずつ音がはっきり読み取れるような音だ
それを三度、四度繰り返した後
ようやく近寄ってきた
足元からドン深になっているのをいいことに
近づいてからも抵抗を繰り返し
幾度となく走られる
が、最後はようやく観念し
なんとか浜にずり上げることが出来た
ライトを点け照らしてみてビックリ
第一声は
「な、なんじゃこりゃ!! デカッ!」
最初、あまりの太さに長さの感覚が狂ってしまい
50後半くらいかなと思ったが
もしかして・・・あるかもと計測したところ
上の画像の状態で62cm
口閉じ尾開きで60cmジャストでした
私の釣り人生で初のロクマル
とにかくよく肥えていて、プロポーション抜群のバスでした
恐らくお腹の中には夥しい数のワカサギが入っていることでしょう
デジカメを持つ手が震えて、何度撮ってもブレまくり
うまく写真が撮れませんでしたが
私の頭の中にその素晴らしい姿が刻み込まれています
そして、この手にもその感触が今も尚残っている
こうして、忘れられない一尾に出会うことができた
その後、しばらく放心状態だったが
roboさんと小次郎さんに連絡し情報を頂いたことに感謝し
そして祝福の言葉を頂いた
小次郎さんから連絡があったと、じゅんさんからも電話を頂き
ひでっちさん、uedaさんからもお祝いのメールを頂きました
他にも、多数の方々からお祝いのコメントを頂き
本当に感謝しています
こうして、みなさんと喜びを分かち合えることで
この嬉しさはより一層大きなものになっています
ありがとうございます
この後、しばらく休憩し
再び釣竿を握ったが
すっかり満足感が湧いてきて
釣りにならなくなってしまった
当然といえば当然ではある
これほどの大物を釣って満足しないわけがない
時間はまだ早いが、帰路に着くことにした
<満塁ホームラン><盆>の部 終了
2010年12月21日
寒中模索
(既報の詳細です)
本日もお越し頂きありがとうございます
先週の土曜日の午後から夕方にかけて
琵琶湖に行ってきました
お昼過ぎ、現地到着
私にしては中途半端な時間に現着したのは
年末で忙しい仕事による心身の疲労と
ここ数日少し体調が思わしくなかったため
午前中は遅寝をして体を休めていたからだ
現地に着くと、某地域№の車が停まっていた
もしかしてと電話をするとやっぱり roboさん だった
「そちらに向かいます」 という彼を制し
「いや、いいよ、どうせそっちに釣り歩いていくから」
ということで
駐車スペースの目の前の浜からスタートした
この秋から通い始めた湖西某所
秋口、鮎の群れが接岸し
波打ち際を黒く染めている頃から通い始めて
もうどれくらいの回数この場所に来ただろうか
ここは、一発勝負の感が強い湖西の浜の中でも
意外と魚影の濃い場所だと思っている
日中は小バス釣りが楽しめ
暗くなってからは大型のボイルも見られる
実際、知人や出会った人の話からも
いいサイズのバスが釣れた情報も
ちらほらと耳に入ってくる
私は残念ながら昼間の小バス釣りに終始しているが
いつか夜間に粘ってみようと思っている場所である