2012年06月10日
雨に打たれて
先日、梅雨入りが報じられたばかりのこの季節
普通の人なら「今年もまた鬱陶しい季節がきた」と
嘆きの言葉の一つも呟きたくなるのだろうが
四季それぞれに楽しむことができる釣り人にとっては
梅雨に入れば入ったで
次はあの魚を釣りに行こうとほくそえむ
ということで
時にシトシトと
時に激しく雨が振る中
川虎さんと二人河川に繰り出す
程よく濁りの入った流れを目の当たりにし
「これはモロタ! でしょ!」
などとニヤニヤしながら雨の中竿を振る二人は
正に変態以外の何者でもない
前日からの雨で増水した流れの中で
どこに魚が着くか
水の中を想像しながら試行錯誤を繰り返す
時折ガツン!と重いアタリがあるものの
なかなか乗らない
釣れない時間が延々と続くが
それでもイライラすることもなく
竿を振り続けることができるのだから
釣りというのはまったく不思議なものだ
私が黙々と釣れない時間を過ごす間に
川虎さんは狙いの魚をサクッっと釣り上げ
人がやらないような突拍子も無い方法で
また次の魚を掛けている
いつも素晴らしい釣果を上げている氏は
人がやらないことを簡単にやってのけるのだから
釣果に恵まれるのもうなずける
釣れない時間が流れようとも
時に真剣に釣りの話をし
時にバカな話に華を咲かせる
そんな時間は実に楽しい
そして幾時間が過ぎ
ようやく私にも待望のアタリがきた
流れのど真ん中で喰ってきた奴は
流れの勢いに助勢され
力強い引きをより強く感じさせる
ようやく上がってきたのは
綺麗な色をしたこの子
今年初めてお目見えするマナマズ
可愛い目に癒されました
その後、もう一尾追加して納竿
数は少ないが
それでも十分堪能しました
流水域の釣りは
難しく、そして面白い
今まで流れのきつい場所での釣りは
ほとんど経験が無いが
これはこれで大変奥が深く
非常に面白い
またはまりそうな予感がしている
川虎さん、今回も楽しい時間を
ありがとうございました!
タグ :雨中の河川は危険が一杯自己責任で