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2012年07月19日

雨後沢 岩魚谷



前日の夕方激しく降った雨の影響は

いかほどのものかと心配したが

意外にも山中の雨量は少なかったらしく

濁り具合は申し分ない

雨後沢 岩魚谷

だが水量は適量よりも若干多く

着水したルアーが強い水の押しにすぐ流され

私の拙いロッド操作では

ルアーになかなかアクションが伝わらない

ほんの少し緩やかな場所で

どうにかアクションさせることができれば

魚はしっかりそれに応えてくれ

チェイスすることも何度かある

強い流れに苦労しながら

なんとか一尾

アマゴを手にすることが出来た

雨後沢 岩魚谷

この日の状況と私の腕を考えれば

サイズに関係なく嬉しい一尾だ

美しいパーマークを纏ったその姿

これが見たくて私はこの沢にやって来た

雨後沢 岩魚谷

欲を言えばもっと多くのアマゴを釣りたかったが

超がつくほど初心者の私にはこれが精一杯

結局、この沢ではアマゴ一尾だけに終わった

ちなみに同行して下さった川虎さんは

しっかり結果を出している

私とはキャリアが違うのだ

嬉しさと悔しさが混じった感情を胸に

この沢を後にした





次に足を運んだのは岩魚が棲む谷

人里離れた場所にあるその谷は

人の侵入を拒むかのように

険しい山がその行く手を遮っている

川虎さんと二人

キツイ勾配の山道に息を切らしながら

少しずつ、少しずつ登っていく

川虎さんは時折 ピィーーーーー!!と

けたたましい音で鳴り響く笛を吹く

人間の存在を周囲の動物に知らしめるためだ

川虎さんは過去に動物に襲われそうになったこともあると言う

私達が気付くよりもずっと早く

どこかで私たちの気配を感じている動物が

今もきっと居るに違いない

そんなことを考えながら

細い山道を、切り立った崖を通り抜け

ようやく辿り着いたその谷は

昼間でもなお薄暗く

まさに深山幽谷といった様相を呈している

雨後沢 岩魚谷



雨後沢 岩魚谷


ここは先ほどの沢とは違い、水量はそれほど無い

小さな落ち込みや、ちょっとした深み、岩の裏などを

一つ一つ丹念に打っていく

たとえ小さな水溜りで

ルアーの引きしろがあまり取れなくても

アクションだけはしっかり付ける必要がある

逆に言えば

アクションさえしっかり付ければ

本当に素直に魚の反応はある

しかも、何度も何度も

そう、ここの魚はスレていないのだ

何度かのチェイスの後

素直に喰ってきたその魚は

先ほどのアマゴとは

また違った模様を身に纏い

私達の目を楽しませてくれた

雨後沢 岩魚谷

薄暗いロケーションに棲んでいるせいか

黒々とした背中



雨後沢 岩魚谷

それに対して対照的に鮮やかな朱点と

まるでイモリを彷彿させるようなオレンジ色の腹部



雨後沢 岩魚谷

傷も無く、透けるように美しい尾鰭

とにかくこの谷の岩魚は素晴らしい姿かたちである

雨後沢 岩魚谷




途中、こんな子も登場しつつ

雨後沢 岩魚谷

谷を遡っていけば行くほどに

次から次へと好ポイントが連続する

入渓した場所からかなり登った場所にある魚止めの滝まで

夢中になって釣り歩いて行った

釣った魚の数を数えていなかったが

十分満足できるだけの魚は釣った

(数を忘れるほど釣ったという意味ではない)






魚を釣り上げては感嘆し

周囲の素晴らしい景色に溜息を漏らし

釣友と笑い合った

今回も私を楽しませてくれた川虎さんに

感謝、感謝である

本当に、ありがとうございました




雨後沢 岩魚谷





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