2011年09月28日
収穫
本日もお越し頂き、ありがとうございます
私は、色々と試行錯誤を繰り返しては、何かを発見したり
答えを導き出したりするのが好きだ
ああでもない、こうでもないと色んなことを試し
失敗を繰り返しながら、少しずつ前進していく感じが
実験のような、パズルのような、謎解きのような
そんな感覚を得られ、ものすごく楽しいと思う
(必ずしも前進とは限らないが・・・)
この夏に本格的に挑戦した雷魚釣りもそうだった
先日の釣行で得られた「今後につながる収穫」
それは〝水面直下〟の面白さを実感できたこと
何を今更、と思われるかもしれないが
恥ずかしながら私は今まで
あまりこれを実感したことがなかったのだ
TOPではなく水面直下というやつの面白さを
サムルアーズの代表作
cotocas & cotocas medium
今までに、このルアーで全然釣っていないわけではないが
爆発的な強さを自分自身で体験したことがなかったし
もひとつ使いこなせていない感があった
人は〝過去にいい釣りができたルアー〟を使いたがるもの
私にとってそれは cotocas ではなく suming だった為
cotocas はこれまで登場する機会が少なかった
使用頻度が低いルアーで、いい結果が生まれるはずもなく
無意識の内に苦手意識すら芽生えていたかもしれない
サムルアーズのルアーの動かし方で
デッドスローという言葉がよく出てくる
とにかくゆっくり動かすことであるが
この、ゆっくり動かすというのが意外と難しいのだ
人によって使用するタックルも違うし
その時その時の状況によっても
魚にアピールする動きは違ってくる
投げてただゆっくり巻くだけだが
一体、どれくらいゆっくり巻くことが
魚にアピールするのだろうか
それがずっと疑問だった
もちろん水中に潜らせてのデッドスロー
suming70sp や suming90cw を使ってのデッドスローは
今までにも多用してきたので
それなりに感覚を掴んでいるつもりではある
だが、水面直下でのデッドスロー
cotocas や cotocas medium のデッドスローは
あまりやってこなかったのだ
正確に言うと、今までも
自分の中ではデッドスローだと思ってやってはいたのだが
今回掴んだ感覚とは微妙に違っていた
これは、それこそ感覚的な話になるので
ここで私が文字にしたところで
人にそれが伝わるとも思わないし
それをうまく文章にする術も持ち合わせていないので
あえて、これこれこういう動かし方とは書かないことにする
とにかく、今までに味わったことのない感覚を
初めて体感することができたことに
私は大きな喜びを感じている
私は人の話を聞くのは好きだし
どうしたらもっと釣れるようになるのか
それは大いに関心がある
だが、たとえ人から
「こんな状況では、このルアーのこんな動かし方が効くよ」
と教えてもらったところで
全く同じ状況に出くわすとも思えないし
同じルアーを同じように動かしたから必ず釣れる、とも思わない
だからといって、その人の言うことを信用していないのではない
きっと、教えてもらったことを試してみると思う
試してみて、それがうまくいくこともあれば
うまくいかないこともある
一瞬たりとて同じ状況は無い自然環境なのだから
当然のことではある
また、人の感覚というのは人それぞれのもの
〝ゆっくり巻く〟にもやはり個人差があって当然
自分の感覚で掴むしか方法は無い
自分自身で体験して初めて
なるほど、こういうことだったのか
という答えに行き着く
結局のところ、自分自身が体験してみないと
気が済まないのかもしれない
今回のこの体験は
私自身にとって、とても大きな財産になった
引き出しがひとつ増えたと言っても良い
だが、次に同じようにルアーを操って
必ず釣れるとは限らない
また前回とは違う状況になっているはずなので
きっと、多くの実績を残してきたベテランの方々は
そういった引き出しを数多く持っていて
刻々と変化する状況に合わせて
使い分けているに違いない
私などは、その引き出しが
ほんのひとつ増えただけで喜んでいるに過ぎない
でも、それでも構わない
ゆっくり時間をかけて
引き出しを増やしていくことに
楽しみを感じているのだから
また、今回知り得たcotocasの力は
このルアーの持つ威力の
ほんの一端に過ぎないのだろう
今後使用頻度が高まれば
その威力をまざまざと見せ付けてくれるに違いない
