2010年12月08日
季節の歌
( BGM Let it snow! Let it snow! Let it snow! by Ella Fitzgerald )
本日もお越し頂きありがとうございます
師も走るほど忙しい師走
先日、12月最初の記事を書いたと思ったら
あっという間に、もうすぐ10日が経とうとしています
12月も半ばになってくると
あちらこちらからX'masソングが流れてくる
でも、今年はあんまり聴いてないような気もするな・・・
X'masソングといえば、ここ近年は
曲の後ろで鐘の音や鈴の音が鳴り響いてりゃ
クリスマスソングの出来上がり
みたいな感じで、なんとも味気ない
どれもこれも皆同じような気がしてならない
やっぱり私ぁもうオッサンだな・・・
そんなオッサンの私にも
好きなクリスマスソングが幾つかあるが
私の中には、大きく分けて二つのくくりがある
一つはクリスマスが近づいているのを感じさせる曲
そして、もう一つはクリスマスの当日に似合う曲
前者は、曲調から〝もうすぐクリスマスだよ〟という
ワクワク感が伝わってくるもの
例えば、Mariah Carey の〝恋人たちのクリスマス〟や
上に貼り付けてある〝Let it snow・・・〟
などがそれにあたる
本当は、Vaughn Monroe のバージョンの方が好きなのだが
(映画ダイハードのエンディングで使われているもの)
残念ながらyoutubeの埋め込みコードが取得できなかったので
今日は Ella Fitzgerald のものを貼り付けてみました
彼女の声もなかなかセクシーでしょ
この曲を聴いていると
煌びやかに輝くクリスマスイルミネーションに彩られた街の風景が思い浮かぶ
誰もが、せわしなくソワソワしていて
でもどこか嬉しげで待ち遠しい空気が街中に溢れている
そんな情景が
そして後者は、静粛で神聖な夜を連想させるもの
例えば、坂本龍一 の〝戦場のメリークリスマス〟や
John Lennon の〝Happy Christmas〟などがそれ
しんしんと音もなく降り積もる雪
家々にはクリスマスを祝う明かりが灯り
温かで優しい空気が世界中を包む
この日ばかりは
どんな小さな争いごとすらも
馬鹿げているような気にさせる
そんな平和な一日
だが、現実は・・・
世界中で愚かな争いや殺戮は繰り返され
平等な重さであるはずの命が
いとも簡単に、今日もまた失われていく
戦争や殺戮とは別世界のように思えるここ日本に暮らし
毎年クリスマスにこの曲を聴いては
少し切なくもなる
嗚呼、この曲を聴くと
今年ももう終わりだなぁ・・・
年の瀬か・・・
(戦場のメリークリスマス by 坂本龍一)