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2010年07月02日

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本日もお越し頂きありがとうございます






先日の釣行で悪化させてしまった風邪も

ようやく食べ物の味が分かるくらいに回復してきました

『釣りに行ったら治るかも』 とかイキがってましたが

やっぱり健康第一ですね

今更ながらに改めて考えさせられました






そんな私が病に臥せっている時に

先日湖西でハス釣りをしていた時のことを

ふと思い出しました

浜には先行者の方がおりまして

お父さんと二人の息子さんが釣りを楽しんでおりました

お父さんは私と同年代くらい

息子さんは、一人は小学校の低学年くらい

もう一人は幼稚園の年長組くらいでしょうか







この日は曇天ながら気温は30度をゆうに超え

ひじょうに暑苦しい天気

お兄ちゃんは短パン一丁で上半身は裸

弟くんはスッポソポソでフルチソ

釣りキチ三平風に言うならば

『ケッヘッヘ!オラのどじょうが丸見えだなや!』 な状態

なんとも微笑ましい姿でありました

あまりの暑さに

ソレええな~

スッポソポソで泳いだら

気持ちイイやろな~

などと思ったが

さすがに、ええオッサンがスッポソポソは

微笑ましいでは済まされないので断念

(ていうか逮捕されます)



 


そんな兄弟のお兄ちゃんは投げる度に

『これ食ってんちゃう!?』

『嗚呼・・・ばれた・・・』

『食ってる・・・ばれた』

を繰り返している

どうみても、ウィードに掛かっているのを

魚が食っているのと勘違いしているご様子

お父さんは手馴れたもので

一々まともにリアクションはせずに

『ふ~ん』とか

『ほ~』とか

上手に受け流している






そのうちに

『パパ!これヤバイことなってるぅ!糸グチャグチャや!』

おやおや、ライントラブルですな

それにもたいして動じることもなく

口では

『どないしたらこんなことなるねん!』

などと言いながらも

すばやくトラブルを解消し、竿を息子に手渡す

お父さん、なかなかやりますなぁ

などと横目で見ながら感心しておりました






そんなお父さんですが

手にはFujiグリップのベイトロッドを持っており

シングルハンドでキレイなフォームで投げておりました

手首のスナップを利かせ

竿のしなりを十分に利用し

キレイな半円の残像を残して

オーバーハンドでキャストする姿を見て

久しぶりに自分以外の人が

シングルハンドでキャストするのを見たなぁ

そんなことを考えておりました

先日、たまたま

シングルハンドのキャストについて記事にしたこともあり

私にとってはタイムリーにも、そんな人に出くわした

ということで、たいへん印象に残っている






少々旧式のタックルのせいか

飛距離はそれほど出ていなかったが

ほとんどバックラッシュすることもなく

きれいなキャストを繰り返しており

昔はきっと、釣りに熱中した人なんじゃないかな

と勝手な想像を膨らましていた

私のすぐ近くまで近寄って来ては

釣りをしていたお兄ちゃんは

私の投げ方との違いを見て取ったか

『パパは何で片手なん?』

などと聞いていたが

それに対するお父さんの回答は

残念ながら聞き取れなかった

だが、私は心の中で

『君のお父さんの投げ方はカッコイイぞ!』

と、つぶやいていた







その後も、息子さんたちは

手を変え、品を変えしては

お父さんの手を煩わすことに余念が無く

その度に、手を止めては面倒をみることを繰り返す

結局、私が見たところ釣果はギル1匹に終わり

お父さん的には不完全燃焼な空気が漂っていたが

帰り間際に

『パパ、また来る?』

『もう二度と来ーへん!』(ニヤニヤ)

というやりとりが聞こえてきた

ぶっきら棒な返事をしてはいるが

満更でもないといった顔つきのお父さんの様子に

このお父さんは、きっとまた

二人の無邪気な息子さんたちを連れて

釣りに行くのだろう

と、私は心の中で一人微笑んでいた






私自身は、ええオッサンではありますが

残念ながら今のところ子宝には恵まれておりませんで

嫁さんと二人暮し(+でっかい犬1匹)

自分の息子と釣りに行ける、そんな日が

いつか来るのだろうか・・・

来るのか来ないのかは分からないが

昔、私が子供の頃

よく親父に釣りに連れて行ってもらったことを思い出した






私も今では親元を離れ

一応社会人の端くれとして生活しているが

私は幾つになっても親父の子供には違いない

今では現役を引退し、悠々自適の生活を送っている親父だが

今度田舎に帰ったら

親父を釣りにでも誘ってみようかな






今のところ、孫の顔を見せることはできてはいないが

遠い昔の思い出を再現するぐらいの親孝行なら

出来そうな気がする






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この記事へのコメント
どもも。
真っぱで琵琶。そんな季節ですか~。
琵琶浜ヌーディストビーチ化計画なんてありませんかね?

父から子へと感染する釣病。
これって釣り好きからみるとほほえましいですが、
興味のない妻からすると面白くないようです・・・。

私も父から受け継いでおります。還暦の祝いに最新投げ竿でもと思っておりましたが、なんやかんやで企画倒れ・・・。いまさら状態です・・・。

そして釣りに誘ったこともあるのですが、
時間が合わないと断られました・・・。
Posted by ライポウライポウ at 2010年07月02日 11:20
>ライポウさん、どもも。
 もう十分真っぱOKな気温、水温です。
 私も危うく猥褻物陳列するところでした(笑)

 ヌーディストビーチ! イイですね!
 でも、ず~っとうつ伏せで立ち上がれなくなりそうです。

 父から子へは感染するのに、
 夫から妻へは感染しないみたいですね。我が家も同様に・・・

 釣りに誘いたい気持ちはあるのですが、
 いざ面と向かったら、なんだか照れくさくて
 言い出せないような気もします。

 ライポウさんはお断りされてしまったんですね。
 もしかして夜釣りに・・・
Posted by simesabasimesaba at 2010年07月02日 11:36
こんにちは。

なんだかこう「自分ばかり楽しんでいてはいけないな」という思考がうまれてきました。

父親と2人でシンプリーはちょっとあれなので、テナガエビやハゼ釣りに誘ってみようかなと思った次第です。

ありがとうございます!
Posted by uedaueda at 2010年07月03日 09:54
>uedaさん、こんにちは!
 この日見たお父さんは、世話が焼ける子供達に
 面倒くさそうにしながらも、顔は笑ってました。
 子供と一緒に釣りをしていること自体に
 喜びを感じているように見えました。
 その様子を見ていると、私もガツガツした気持ちが消えていきました。
 
 今は自分には子供がいないので、逆に親に対して
 似たような想いを向けてみるのもいいんじゃないかな、
 という気持ちが芽生えてきたんです。

 テナガエビやハゼ、イイですね~。
 たまにはのんびり釣り糸を垂れるのもありですね。
Posted by simesabasimesaba at 2010年07月03日 10:46
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