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Posted by naturum at

2010年05月03日

長い夜 ①




本日もお越し頂きありがとうございます




待ちに待った私にとっての G W 初日(5月2日)

まずは近場の偵察と釣具屋で備品購入

夜の出撃に備える




だが、偵察に少し力を注ぎすぎたようだ

熱いとも思える日中、必死こいて薮こぎをし

体が火照っているし、なんだか体がだるい

知恵熱か?




これでは

遠足前日にあまりの嬉しさに熱を出してしまう

子供と一緒ではないか

情けない・・・





夕方、犬の散歩を終え家に帰ると

体がフラフラする

そこで初めて気が付いた

朝から何も食べていないことに

体がガス欠状態だ





腹減った・・・

嫁さんは親戚の家に出かけていていない

晩飯どうするかな・・・

めんどくせー

とりあえず出発だ

(めちゃくちゃですな)





夜7時半、出発

途中、牛丼大盛りを無理やり胃に詰め込む

いつもなら美味しく思えるキムチ牛丼を

味が分からないくらい急いで掻き込んだ

ただの燃料補給状態、まったく乱暴な食い方ではある

牛丼の味よりも、思いは琵琶湖に向かっていた

ここ数日、何度同じ妄想を繰り返したことか

晩飯(一応)を食べ終えると

一息着く間もなく、車に乗り込む




連休のせいか、いつもの週末にも増して

他府県№の車が多い

慣れない道を走っているからか

のろのろ運転の車が多く、イライラも募るが

落ち着けと自分に言い聞かせる




トンネルを抜け湖西道路に入る

いつも恒例になっている『また来たよ!』のつぶやきは

『久しぶり! また来たよ!』と大きな声になる

恥ずかしながら、これは本当に声に出している





北上するとともに徐々に車は少なくなってくる

前を走っていた車が居なくなり

私が先頭を走っていたかと思うと

後続の車も居なくなり

ただ一人湖西道路を走っている





今回の目的地はいつもの浜ではない

昨秋、単発ではあるがイイ奴が釣れた葦原

スポーニングに適しているだろうと推測し

そこを目指す





現地到着20時50分

車を降り、外の空気を吸ってみる

気温は・・・見るのを忘れたがかなり高い

いや、私の体温が高いのか?

そっと額に手を当ててみると、少し熱い気がする

こんな時いつも自分に言い聞かせる

『これは熱ではない!』

病は気からというではないか

無理やりではあるが

まだ大丈夫・・・っぽい





葦原に程近い港で、まずは肩慣らし

いつもならこの時間に釣り人が居ることは無いが

今日は7、8人の釣り人が竿を振っている

きっと今夜はずっとこんな調子だろう

だが、誰一人釣れている様子は無い

30分ほど様子を見るが反応なし

浜に向かう





静かに水に入り葦原へと近づく

この場所は遠浅でバスボートもほとんど入っては来ない

だが、昨秋遠浅だった浜は増水で深さを増している

ここから葦原を狙うことはできそうにない

一旦陸に上がり、アプローチできそうな場所を探す





葦原の北側に小さな川が流れ込んでいる

そこからならアプローチできそう

静かに入水し前進する

底は砂地だが、時々ゴロゴロした大きな石が点在し

躓きそうになるのをこらえ、すり足で進む





水の深さは腰高

これ以上進むのは危険と判断し

そこからキャストすることにする





2本3本とまばらに生えた葦の間を通す

1、2本だけ独立して生えている葦を狙う

生えたままで簾のようにびっしり詰まった際に落とす

たまに失敗して葦原にガサッと突っ込む

視線を変えて沖合いにキャストしてみたりする




いろんなことをやってみてみるが

まったく反応なし

港に戻り数投するが

やはり反応なし

この場所を諦め、いつもの浜に移動することに決める

時刻は22時30分

長い夜はまだまだこれから



<第1部>終了
  

Posted by simesaba at 22:18Comments(6)