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Posted by naturum at

2011年02月06日

Special Night

サブタイトル
<…&サイクルヒット><…と正月>の部



本日2回目の記事

前記事の続きです







人生初のロクマルを釣ったことで

すっかり満足感が漂ってしまったので

時間は早いが帰路に着くことにした

こういう大物が釣れた時は

興奮状態に陥ったり、放心状態になりがちなもの

えてして帰り道に事故を起こしてしまったり

大事なものを落としてしまったりといった

不測の事態になりやすい

小次郎さんからも「おうちに着くまでが遠足やで」

「早よいねよ」(早く帰れよ)

という言葉も頂戴した

しばらく休憩した後、しっかり浮ついた気分を落ち着け

いつも以上にゆっくり車を走らせた






午前1時過ぎ

決して、満足していないわけではなかった

あの一本で十分過ぎるほど心は満たされている

だが、夜明けまでにはまだまだ時間はたっぷりある

夜通し釣りを出来るチャンスもそうそうあるわけではない

1ヶ所目に立ち寄った場所でのゴン!ゴン!というアタリが

妙に気になる

とある交差点で、ハンドルを左に切った

車を停め、浜を見ると、やはりライトが点っているのが見えた

はぁ~・・・ まだワカサギ獲りの人が居る・・・

とりあえず竿を握り浜に降りる

浜に降りてみると、最初に居た感じの悪い人ではなかった

ワカサギ獲りの網を仕掛けているが、手には竿を握っている

「こんばんは、どうですか?釣れますか?」声をかけてみた

「さっき来たところなので」

「ちょっとその辺入らせてもらっていいですか?」

「どうぞ、どうぞ」こころよい返事が返ってきた

数投した後

今日一番最初にアタリがあった場所に足を向けた






ここは昨年の冬、いいバスを3本仕留めた場所

ピンポイントで魚が居ついている

そろりそろりと歩を進め

ここでもやはり波打ち際から離れた位置からキャストをしてみる

第1投目

浜から湖面に伸びたストラクチャー

そのストラクチャーの上を斜めに通過するようにサミング90CWを引く

岸から10m以内の場所

今日アタリがあった付近に差し掛かった時



ゴゴゴンッ!


ビシシッ!



フッキングはキレイに決まった

こ、これまたイイ引きだ! デカイぞッ!

強烈な引きで走り出す

引きの強さだけでいうと、先程のロクマルよりも強いかもしれない

それぐらいに強烈な引きだ

重量感は先程の方が重かったが






今思えば不思議なことではあるが

ファイト中に東の空に一筋の流れ星が流れるのが見えた

あ! 流れ星や!

それが分かるほどに、心が落ち着いていたということなのか

強烈な引きにも慌てることなくやり取りを続け

浜にずり上げ、無事ランディング
















サミング90CWをガッツリ喰ってます

のどの奥まで一飲みにしたようです






大台にはわずかに届かないものの

58cm

本日2本目の50UP

やっぱり、あの場所に居やがった

あのアタリはこの子だったのかもしれない

この場所では1投しかしなかったが

もう十分満足だ

今度こそ、本当に帰ろう







元来た浜辺をたどり、車へと戻る

まさかこの後、あんな出会いがあるとも知らずに・・・

数台停まっている車の横を通り過ぎようとした時

二人組みの方々から

「こんばんは、釣れましたか?」と声が掛かる

「一本いいやつ獲れました」

「何で釣ったん?」

「ミノーです」

「どこのミノー使ってんの?」

「ええと・・・ご存知かわかりませんが・・・」

「サムルアーズっていうところのルアーです」

「私たちの釣り仲間の間で流行ってるんです」


「山岡さんとこのルアーやん」

中略

「私、おおすみです」ニヤニヤ  「石川です」ワラワラ

「お宅さん、お名前は?」

「○○(本名)と申します、ていうかsimesabaです」

「ああ!こないだ小次郎くんにも会ったよ」






嗚呼・・・ご存知かどうか分かりませんが・・・などと言ってしまった

サムルアーズのレポートの常連さん

Y・Oさん と 南丹市の石川さんのお二人に対して・・・

これではいつぞやのゴッキーさんと同じ展開ではないか

「うちのルアー使てくれてんの?」

と山岡さんに声をかけられた時のゴッキーさんと

なんだかとても恥ずかしい






そんな私の心を知ってか知らずか

お二人は気さくにお話をして下さり

お土産に、先程獲ったばかりのワカサギまで頂いた




それから、ひたすら延々と立ち話が始まり

かれこれ2時間くらいはお話をしていただろうか

釣りの話はもちろんのこと

車のお話やら女性の話・・・etc

以前からの知り合いのように接して頂き

楽しい時間を過ごしました

寒い中、釣りもしないで、ひたすら話に夢中になってしまった

せっかく釣りにきているのに

時間を割いてしまってすみませんでした

素晴らしい出会いに、感動しっ放しでした

今後とも、よろしくお願い致します






しかし・・・

とんでもなく Special な夜だ

人生初のロクマルに

これまた人生初の1釣行での複数50UPゲット

そして、サムルアーズ界の大物釣師との出会い

こんな日は、もう二度と来ないだろう

まさに

満塁ホームランとサイクルヒットを同じ日に達成

盆と正月が一緒にやってきたようなもの

それぐらいに特別な夜だった






帰りの車の運転は

いつも以上に慎重になったのは

言うまでもない



  

Posted by simesaba at 21:36Comments(22)バス

2011年02月06日

人生初ロクマル

サブタイトル
<満塁ホームラン&サイクルヒット>


もしくは

<盆と正月>



本日もお越し頂きありがとうございます







昨晩から、皆様にお祝いコメント、お祝いメールを多数頂き

たいへん嬉しく思っております

ありがとうございます

釣行の詳細を記しますので、見てやってください

では、どうぞ






2月5日、18時30分

一路琵琶湖へと車を走らせる

ここのところ、思うような時間帯に

ガッツリ釣りをできていない

いつも時間制限があり

後ろ髪を引かれる思いで、釣り場をあとにすることを繰り返してきた

今日は久しぶりにオールナイトで釣りができる

そんな時間的余裕からか

途中の渋滞にも、それほどイライラ感を募らせることなく

ただ無心に車を走らせた






湖西某所、1ヶ所目

ここは昨年の冬にいい釣りが出来た場所であり

先日も、良型のニゴイを釣った場所でもある

小さな流れ込みは意外なほどに流量が多く

バスの捕食対象になるベイトも割と豊富な場所である

気温6℃、無風ベタ凪

月は新月に近く、西の空に僅かに細く弧を描くのみ

それも早々に西の山の端に沈みそうな感じだ

浜辺付近に車を停め、ウェーダーに着替える

だが、遠目からにも先行者の姿が見える

煌々とヘッドライトを灯し、水面を照らしている

どうやらワカサギ獲りをしているようだ

「こんばんは、ワカサギですか?」

「そうや」

ぶっきら棒な返事が返ってきた

「釣りしてもええけど、邪魔せんといてくれや」

「分かりました。隅っこの方に入らせてもらいます」

少々、嫌味な言い方をされたが

ここでも何故かそれほど腹が立たなかった

やっぱり時間的な余裕が大きいと思った

小一時間ほど竿を振るが

一度、一瞬だけゴッ!ゴッ!というアタリを感じただけに終わった

この時は、久しぶりにワンナップシャッド5inを投げていたが

ショートバイトでフックまで届かなかったようだ

ワカサギ獲りは依然続いている

しょうがないので、後でまた入り直すことにして

2ヶ所目に移動を決めた






湖西某所2ヶ所目

ここは昨年の秋口

鮎の群れが接岸する頃から通い始めた場所だ

日中でも、小型ながら釣れる場所で

割と魚影の濃い場所だと思っている

先日釣友roboさんが50UPを連発したポイントであり

小次郎さんも先日イイヤツを釣った場所でもある

先程roboさん、小次郎さんの両名と電話で話をし

ポイントの詳細を伺い、攻め方を考えていた

現地に到着すると、ここでもほぼ無風

時折北西からの微風が吹くが、湖面はベタ凪に近い

最初にセットしたのはフランクサムCW

まずはトップから攻めてみることにした

真冬にトップでドカン!と出たら気持ちいいやろな・・・

ただの願望である

但し、これくらい湖面が静かでなければ

トップを投げることもできはしない

もしかしたら今夜は水面を割って出るかも

否が応でも期待は高まる

まずは岬の先端を攻めるため、遠くに見える岬を目指し歩を進める

途中にもいいポイントはあるのだが

そこは後で攻めるとして、素通りした

岬に近くなったところまで来ると

それまで歩いていた波打ち際を歩くのを止め

10mくらい奥を静かに音を立てずに歩いた

目指すポイントの手前50mくらいから少しずつ撃ち始める

波打ち際には立たず、3、4m下がった場所からキャストする






釣りを開始して15分位経っただろうか

背後に気配を感じ振り返ると、釣竿を持った人が近づいてきた

彼もまた、なるべく音を立てないように慎重に歩いている

「こんばんは」どちらからともなく挨拶を交わし

少し会話をした後

「ちょっとこの辺りに入らせてもらってもいいですか?」

「どうぞ、どうぞ、頑張って下さい」

この後攻めようと思っていた場所だが、この人に先を譲った

少し会話をした感じから、好感を持てる人物だったからだ

分かれて間もなく、ヒュンッ!    ポシャ!

竿を振る音が聞こえてきたが

ほんの1、2分後

首から下げたライトを灯し、近づいてきた

「一投目で釣れましたわ~」

左手にいいサイズのバスをぶら下げている

50前後というところか

「いや~、良かったですね~」と言いつつ

ヒットルアーをちらりと覗き見る

ワカサギカラーの130mmのミノーで

ベリー部分に板オモリを貼り付けてあり

スローフローティング~サスペンドのチューンが施されていた

なるほど・・・やっぱりそっち系か

後で同じルアーを使ってみようと思いながらも

すぐに付け替えるのも、なんだかアカラサマな気がしたので

私は自分の思うようにルアーをチェンジしていく







フランクサムからコトカスミディアムプロップに付け替え

水面直下で引き波を立てる

それでも反応がないのでチャンク(改)に替え

水中をゆっくり引いてくる

そうこうする内に、先程の釣り人と立ち位置が入れ替わった

散々彼が撃った後ではあるが、ようやく攻めたい場所に入ることが出来た

岬の先端

ここは西からの風で流されてくる左方向からの流れと

恐らく地形的な流れと思われる右からの流れが

ちょうどぶつかり合う場所

複雑な流れの変化が水中では起きていると思われる

右からの流れの方が強い流れで

その流れに削り取られたように足元近くからドン深になっている

一方、左からの流れは弱い流れのため

なだらかなブレイクが続く

この時期、日中はドン深の底に居るバスが

日が暮れると左側のシャロー付近に捕食に現れるに違いない

そして、そういう捕食に適した場所には

入れ替わり立ち代り、別の個体が入ってくるものと思われる

さっき50くらいのやつを目の前で釣られたが

きっと別の奴が入ってくるだろう

そんな思いが頭にあったからか

散々撃たれた後でも、なんとなく釣れそうな雰囲気が漂っている

あたりは薄っすら靄がかかり

いつもは黒い影が見える対岸の低い山並みも

今日は霞んで見えない

取りようによっては幻想的な空気でもある










それまで投げていたチャンクからサミング90CWに付け替え

岬の先端を少し右に回ったところから

斜め左の方向にキャストする

左の流れに対して、ややアップクロスで引いてきたルアーが

右からの流れとぶつかった辺りで

ドン深からシャローに切り替わる

地形と水の流れの両方の要素が絡んだピンポイント

食ってくるならここだろう

そこは岸からわずか5m

その少し奥にキャストすること2投目

今思い返してみても、あの時何を考えていたのか思い出せない

恐らく何も考えていない無心の状態だったように思う

変に殺気立つことも、気負うこともなく

それこそフラットな気持ちでリーリングをしていた

ただ気を付けていたのは、とにかくゆっくり巻くこと

















ドンッ!

突如襲った激しいアタリ

長い沈黙の後にも関わらず

ビシッ!

とフッキングが決まった

あまりにも魚に重量がありすぎたため

フッキングした瞬間に両者の力の均衡が保たれた状態になったのか

まるで相撲の立会いでぶつかり合った二人が

一瞬立ち止まってしまったかのような

ほんの一瞬の間があった

コンマ数秒ほどの間を置き

・・ドドドドド・・・・ギュイーーーーーンnnnnnnn

竿が絞り込まれる

ドラグはガチガチに締めている

出されるはずはない・・・

がスプールに当てた親指に逆回転が伝わる

指ドラグでなんとかしのぎ

ハンドルを回しラインを回収する

手元に伝わる重量感から

かなりの大物であることは容易に察知できたが

相手はすぐ目の前にいるのだ

必要以上にラインを出されたくはない

慎重になりすぎることなく大胆なほどのやり取りで

強引に引き寄せる

が、相手もそうたやすく諦めてはくれない

水面近くに現れたやつは激しいジャンプで抵抗を繰り返す

巨体が水面を割った

水泳の飛び込みで腹打ちをしたような音が聞こえる

バシャバシャ とかではない

ドッ! バッ! シャーーーンッ!

と一区切りずつ音がはっきり読み取れるような音だ

それを三度、四度繰り返した後

ようやく近寄ってきた

足元からドン深になっているのをいいことに

近づいてからも抵抗を繰り返し

幾度となく走られる

が、最後はようやく観念し

なんとか浜にずり上げることが出来た

ライトを点け照らしてみてビックリ

第一声は

「な、なんじゃこりゃ!! デカッ!」











最初、あまりの太さに長さの感覚が狂ってしまい

50後半くらいかなと思ったが

もしかして・・・あるかもと計測したところ

上の画像の状態で62cm

口閉じ尾開きで60cmジャストでした

私の釣り人生で初のロクマル

とにかくよく肥えていて、プロポーション抜群のバスでした

恐らくお腹の中には夥しい数のワカサギが入っていることでしょう

デジカメを持つ手が震えて、何度撮ってもブレまくり

うまく写真が撮れませんでしたが

私の頭の中にその素晴らしい姿が刻み込まれています

そして、この手にもその感触が今も尚残っている

こうして、忘れられない一尾に出会うことができた








その後、しばらく放心状態だったが

roboさんと小次郎さんに連絡し情報を頂いたことに感謝し

そして祝福の言葉を頂いた

小次郎さんから連絡があったと、じゅんさんからも電話を頂き

ひでっちさん、uedaさんからもお祝いのメールを頂きました

他にも、多数の方々からお祝いのコメントを頂き

本当に感謝しています

こうして、みなさんと喜びを分かち合えることで

この嬉しさはより一層大きなものになっています

ありがとうございます








この後、しばらく休憩し

再び釣竿を握ったが

すっかり満足感が湧いてきて

釣りにならなくなってしまった

当然といえば当然ではある

これほどの大物を釣って満足しないわけがない

時間はまだ早いが、帰路に着くことにした








<満塁ホームラン><盆>の部 終了



  

Posted by simesaba at 18:22Comments(8)バス